2016年04月

2016年04月26日

【From America】「エアー・レース in ラスベガス」

0426ウインドゲイト緑

アメリカのウインドゲイト緑です。

日本の皆さんにも最近お馴染みになってきたエアー・レースですが どんなものかご存知ですか? 小さな飛行機を巧みに操りアクロバットのように自由自在に飛ばせて、障害物の間を飛ぶ競技です。日本の選手では室谷さんが大活躍ですね。

Red Bull Air Race が、ラスベガスの北部にあるカー・レース場の上空で行われました。ラスベガスはこの時期大変気候が良くて快適なはずなのですが、時々強風が吹きます。その強風は半端な強さではなく、我が家のガーデンチェアーが強風で飛ばされたり、BBQのセットも風で移動してしまったり、飛行場も一時閉鎖になるほどの強風です。

今回のエアー・レースも正にその強風の影響で、最後の部分は「安全を確保できないとして本日のレースはキャンセルします」とアナウンスがあり、前日の結果から勝者が決まりました。カナダ出身のMCLEODさんが優勝。
日本の室谷さんも大活躍でしたが、惜しくも四位。もし、強風がなかったら 室谷さんの順位も上がっていたかもしれないと思うと、強風が恨めしいですね。
でも、安全第一。天候は誰にもコントロールできません。

次回の更なる活躍に期待しましょう。


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2016年04月23日

ビュッケブルグ歳時記 130

熊本地震をめぐって考えること


 又の大地震に、被害書の方々を思うと本当に心が痛みます。毎日のニュースを注意深く聞いていた結果、福島と違って地震地帯には原発器が建てられていなかったことがわかり、福島のような放射被害が無かったことに少し休心したと云っては被害者に対する失言も甚だしいかと心配になります。が、現在のドイツでの最大関心事、”穢れた爆弾”を思うと読者の皆様の納得が得られると思いますので書き直すことをせず、そのまま残しました。その理由は下記のとおりです。
 

 この”穢れた爆弾”とは、ドイツ語で“schmutzige Bombe”と云い、”穢(けが)れた”とか”汚れた”爆弾という意味です。何によって汚されるかというと、放射性によってです。この爆弾は既成の爆弾に原発で使用済みの放射性物質を混入することによって作られる武器のことです。簡単に云うと原子爆弾の一歩手前の段階の爆弾と解釈してよいと思います。原子爆弾のような巨大な爆発力は持たないが、投下された地域は放射汚染される恐ろしい爆弾というわけです。原子爆弾製造はそれなりの設備無しには不可能ですが、この爆弾は放射性物質があれば、誰にでも(!)作れるということです。


 4月7日の新聞の見出しは「ベルリン政府は、新たな核兵器テロに注意開始」でした。そして、インターネットでIS-テロリストから彼等の将来のプランはこの武器によるローロッパ攻撃だとの告知があった、また、逮捕されたパリ・テロリストの家宅捜索では、ドイツ核研究所の写真多数が発見されたと続いています。ここから政府の新テロ対策要項は、放射性物質の盗難防止のための警備を何重にも強化する方針であるとありました。この国には、現在3ケ所に燃焼済み放射性物質中間貯蔵所があります。この貯蔵庫から放射性物質が盗まれた場合には、”穢れた爆弾”の製造が可能になるわけです。2003年にはバングラデッシュで、ウラノクシードという放射性物質を持っていた一人のイスラム人が逮捕された例も挙げられていました。


 このような報道に、放射性物質の恐ろしさを改めて知り、恐怖を覚えます。
 4月初めにワシントンで開かれた核会議でも核によるテロの危険性が討議されていました。7年前のオバマ大統領の理想像「核の無い世界」の実現は、残念ながら実るまで未だ時間がかかるようですが、気を許すと大きなカタストロフィになるのは明瞭です。時間がかかっても世界中が一つになって小さなことから「核無し」を心掛ける時だと思います。原発廃止はこの小さなことの第一歩ではないでしょうか。熊本地震を啓示と考えて、原発停止を少しでも進めることができればという気持ちから、原発廃止を鼓吹したいのです。
 今朝、日本の新聞記事に、「イベントなどを自粛するくらいなら、熊本酒を買って宴会をする方がよっぽど応援になる」との公職人の発言を読んだのですが、この発言は重点を間違えているのではないかと思われます。熊本地震から「核」に付いて考える方が大切ではないでしょうか。
 その後、南米国での大地震もあり、世界中の地盤活動が活発になっている今、福島の原発事故を風化させてはならないと思うのです。

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2016年04月19日

【From America】「睡眠不足は太る」

19_1アメリカのウインドゲイト緑です。

巷には様々なダイエット方法があふれていますが、先日TVで「睡眠不足は太る」と言う話をしていました。

人間は7-8時間の睡眠をとるのが理想的だそうですが、睡眠が6時間以下になると高脂肪のもの、塩辛いもの、甘いものが欲しくなる、という実験結果が出たそうです。ハンバーガーにフライド・ポテト。甘いケーキやクッキーに手が出るのは、時間がなくてゆっくり自宅で食事の用意が出来ないから、ファースト・フードで簡単に済ませよう、と思うのかと思いましたが、体の中からそういうものが食べたい、という指令が出ていたのかもしれません。ただし、嬉しいことにはこれは生活習慣を変えることによって、いくらでも元に戻せる、というので安心しました。

皆さんは何時間くらいの睡眠をとっていますか?
もし、睡眠が6時間以下だったら 是非とも7-8時間眠るようにしてみてください。食べ物の好みが変わるかも知れませんね。私も早速試してみようと思います。


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2016年04月12日

【From America】「ビーフ・ジャーキー」

12_1アメリカのウインドゲイト緑です。

アメリカのお土産として人気のあるビーフ・ジャーキーですが、最近は狂牛病が問題になって以来、日本への持込が禁止されています。

お酒の肴に、子供のおやつに、車の中でのスナックに、実はとても良いスナックなのです。ビーフ・ジャーキーが盛んなテキサスでは、様々な味のビーフ・ジャーキーが量り売りされており、袋詰めのものより美味しいと人気になっています。
いわゆるジャンク・フードと呼ばれるポテトチップスなどに比べると、たんぱく質が豊富で低脂肪のとても良いスナックで、子供にも是非薦めたいと話していました。冷蔵庫で保存する必要もなく、持ち運びに便利であることも嬉しいですね。健康志向が強くなってきたアメリカ人の中でもこれに気づいた人が多いようで、ビーフ・ジャーキーほかの乾燥肉の需要は最近右肩上がりです。

アメリカ人にとってビーフ・ジャーキーとは、日本人にとっての「するめ」のようなものかなあ、と思ったりしました。噛めば噛むほど味が出てくるかもしれませんね。


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2016年04月09日

ビュッケブルグ歳時記 129

学校での憲法(基本法)教育


 この間、一読者から「ドイツでは学校で憲法についての授業が行われるのか、否か」との質問があったのですが、目を覚まされたような気になりになりました。このことは、私が、ドイツでは政治がトランスパレントだと云っている事実を作っている根源の一つだと気付いたからです。ですから今回は学校での憲法授業次第を大まかにお伝えしたいと思います。


 この国では8学年から政治授業で基本法(この国では憲法の呼び名が
Grundsatz=基本法とか Verfassung=法的規則など、一定していないのです)について学びます。文章としてだけの法規を、身じかにある”生きたもの”として生徒に感じさせることを目標としています。具体化すると 1.基本法とは何か 2.どのような重要項目で成り立っているか 3.基本法は何故デモクラシーの形なのか 4.この法を国民として守り、保護する理由 を教えるということです。

 授業順序は先ず、1「君たちと基本法」として、両者の間隔を狭めることを目的としています。故ワイツエカー大統領の言葉、「我が国には最良の憲法がある。それを守るために我々もまた最良国民であるべく努力するべきではないか」をモットーに、どのような努力が求められるかを暗示し、生徒達にできる小さな政治的社会奉仕をさせるのです。このように自身で行動することによって、文字で読む法規を感覚として身に付けさせようというわけです。憲法授業は体験と並行するべきだ、が教育方針です。

 次の段階は、2 の重要項目の「基本的権利」についてです。
第一は「人間の持つ尊厳は、何ものも侵害できない」との「人権」で、これは国民の誰もが法規に触れない範囲で、自由に個人成長を遂げられることが保障されていることを意味します。そのあと、「自由権」で、この中には男女平等を含む「平等」や「信仰と良心に従って行動する自由」、「言論の自由」などが続きます。そして第十二項が軍備についてですが、この項は改正されています。(改正についてはブログ86+87に少し詳しく書きました。念のため)

 重要項目の3は「ドイツは法治国である」ことの学習で、この真意は、「憲法は法を作ることで国家権力の悪(乱)用から国民を守る」とあります。現在の法治国とは警察国家に対抗して作られたものだそうです。昔のナチ国家も、旧東ドイツのDDR(ドイツ民主共和国)も法治国ではなかったドイツです。この史実を通して法治国とデモクラシーの密接な繋がりを認知させ、民主主義無しには法治国は在りえず、法治国は民主主義無しには存在出来ないことを生徒に教える。

 重要項目4は ドイツが「Sozialstaat」(例のとおり適訳言葉が無いのアルファベトで書きましたが)ということを認識させることです。憲法教育の中では Sozialstaat は soziale Marktwirtschaft =自由(社会)市場経済を意味するとあります。経済生活というものは、市場と競争の上に置かれているもので、この運営に社会を考えに入れない場合は、上下層の落差が大きくなるので避けなければならないことが大切であるが重要点。


 以上が学校憲法授業のほんの概要です。12ー13歳の子ども達の頭にどの程度残るかは疑問かもしれませんが、政治を自由に語れる社会の基盤となっているのは否めないと思います。
 質問に感謝します。                        


aokijuku at 00:30|この記事のみを表示コメント(0)
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