2013年07月

2013年07月13日

ビュッケブルグ歳時記 64

年金

 7月はこの国の年金生活者にとって、今は未だ期待を持って迎えることが出来る月です。7月は年金額が新しくなる月なのですが、前年の経済状況によって左右されることはあっても、増額されるか、そのまま同額で据え置きになるかのどちらかなのです。減額されるということはないのです。
 これは2009年に設定された、「年金保護法の拡張規定」で、巷では年金ギャランテイーと呼ばれています。「産業経済や金融財政が悪いことから、その年の一般人の収入(月給や賃金)のレベルが低下しても、年金の減額には繋がらない」という約款で年金が保証されているのです。2005−6年にかけて、減額されるかもしれないという報道があって、心配だったのを思い出しますが、据え置きになっただけでした。わたしの年金生活10年に、一度も減額はありませんでした。勿論、今のギリシャのように、経済危機などで一般人の収入が劇的に少なくなるという場合にはこの法令は改正されて通用しなくなると思いますが、今までのドイツでは、一般収入が一応、安定していたので、年金は毎年増額か、据え置きだったのです。

 今年は旧東州の年金は3.29%、西州では0.25%と、差の大きい増額でした。旧東の給料が西に較べて大幅に上がったことからきている差です。このように年金や賃金など、まだ東西統合が完全には終わっていないのがこの国の現状です。そして西での増額も生活が豊かになったと云えるような額ではありませんが、それでも、このように年金が保証されているということは、Sozialstaat だからしている,出来ることだと思われます。弱いものいじめはしない国という感じがします。
 年金とは、その人が停年までに働いた賃金を基礎に決められるものだと思いますが、その運営経過はとても複雑で、毎年のように改良がなされています。例えば現在働いている人が払う年金負担額も考慮され、減額になるかもしれないというニュースがありました。ドイツでは年金庫に、ある程度の在金が出来た時には、負担額も減らすと、周りの社会を考える、透明な運営をしているように思われます。これを聞いた時に、昨年読んだ日本の新聞記事を思い出しました。「高齢者に厚く、現役世代に薄いのが日本の社会保障だから、改革が必要」という内容でした。

 先回のSozialstaat ブログには、プライベートなコメントも多くいただきました。「社会的」と云う言葉の持つ様々な意味を理解して、賛成して下さった方、また日本の憲法には、日本が社会福祉国家ということは書かれていないことなども教えられました。
 sozial という、社会的にものを考えるということは、思想から来るものと、宗教から出て来ることもあるのではと指摘されたことには、目が開かれたように感じました。周りの人のことも考えに入れるという、キリスト教的隣人愛の精神があるのに気がついたのです。前記の、社会保障改革が必要という考えと、年金ガランテイーがあるという差が、このような所に出て来るのかという気もします。

 今は、わたしの時代にあった、生産も産物も共有しようとい思想から来るネガテイブな社会主義と、普通の言葉、「皆が生きる社会」での社会性からくる社会主義との区別を考える時ではないかと思うのですが。




aokijuku at 00:05|この記事のみを表示コメント(0)

2013年07月12日

早朝ハス鑑賞会

真穂としみok近くの花木園でやってる早朝ハス鑑賞会に行ってきました

朝、6時に開門しましたが、思ったよりもたくさん人がいたので、びっくりしました
人







朝から花が咲くところを楽しみに行きましたが、周りの人に話を聞いたら、ポンと鳴って花が開くのはもっと早い時間だということを聞き、すでに咲いてるハスを鑑賞しました
はす2







他にも、季節の花を楽しみ、知らないおばさまたちとの談笑を楽しみ、8時前には、家に帰るというとても健康的な散歩をしてきました

ここは広いので、息子も思う存分遊べます
広場






ここは、いつ来ても季節を感じられる素敵な庭園です

toshimi_maho at 06:00|この記事のみを表示コメント(0)

2013年07月11日

【見たり聞いたり132】 「七夕」

田園都市線のたまプラーザ駅構内のモールに飾られた七夕の願いごとにあったものです。
どうかピアニストになれますように、どうか子育てがうまく行きますように、このような願い事はほほえましいのですが
こんなものにはびっくりしました。
「どうか○○子が赤点取りますように」点数のみを追いかけるとこうなってしまうのでしょうか。このようなお子さんが母親になると、(その前に相手が見つかるか)間違いなくモンスターペアレントになるのでしょうか。一体教育のどこが間違っているのでしょうか。

前回のクイズの答え;
1)・日本の(英語)教育
  ・イタリアの(性)教育
  ・中国人の(マナー)教育
2)・アメリカの(外交)
  ・イギリスの(料理)ガイド
  ・中国人の(友好)
3)日本人5分
 中国人10分
 韓国人(豚が逃げる)
4)3位(霊柩車)
5)弟子よ!案ずるな。(中国と朝鮮が隣にいる)
6)中国にも(文化省)がある


aokijuku at 00:30|この記事のみを表示コメント(0)

2013年07月10日

夏の富士山

P1080561写真は、今朝8時頃、出雲行の飛行機から撮った富士山の写真です。

先週を含めここ数回は、雲に隠れてしまい全く富士山を拝むことができませんでした。

頭に雪のない富士山は、何か間の抜けたようだ。という人もいますが、こうしてみますと雪のない富士山もなにか特別な威圧感があります。

P1080568ちなみに、出雲に行かれる際には向かって左側 A の座席ととると富士山が左側にきれいに見えます。大阪行き、高知行きは向かって右側の座席 K の座席で右側に富士山が見れます。

ご参考まで。

aokijuku at 18:11|この記事のみを表示コメント(0)

2013年07月09日

【これ なあ〜に?】

Cell_phone_01Cell_phone_02Cell_phone_03
アメリカのウインドゲイト緑です。

写真の機械はショッピング・モールに取り付けてあるものなのですが、一体何をする機械だと思いますか?

実はこの機械は「携帯電話を売却するための機械」なのです。自分の使っていた携帯を新しい機種に変更したので、もう使わなくなった携帯電話を処分したい、と思った時には、この銀行のATMのような形をした機械に携帯電話をかざします。すると、「この機種なら2万円、とか3万円」というように値段が表示されます。OKボタンを押せば、あっという間に機械から現金が出てきて、売却完了。

この機械は便利だと思う反面、盗んだ携帯電話がすぐにお金に変わることから、携帯電話泥棒にとっては夢のような便利な機械とも言えるわけですね。そこで、このタイプの機械に様々なチェック機能を取り付けて、自動車免許証をかざして、携帯電話の契約者であるかどうか本人確認をすることにしたそうです。しかし、その性能を試すためにわざと違う人の免許証をかざしてみたところ、機械はOKサインをだして、簡単に携帯電話が現金に変わってしまったという事実をTV番組で報道していました。ということは、今のところ携帯電話泥棒にとって有利に働く機械というわけですね。

携帯電話を落としたり、うっかり置き忘れたり、ということは誰にでも起こり得ることです。また、お金ほしさに盗みを働く場合、以前ならお財布を盗む、スリならば当然お財布をスル、のが普通でした。しかし、こんなに簡単に現金が手に入るのなら 携帯電話を盗んだほうが早い、という時代が来ているようです。

皆さん、くれぐれも携帯電話を盗まれないようにご用心ください。

aokijuku at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)
月別の記事一覧
最新コメント