2012年02月

2012年02月19日

「太陽の恵み−エネルギーと風景」

まぶしく輝く太陽は核融合反応で生じた膨大なエネルギーを日々宇宙空間に放出しています。無料で、何の見返りも求めず。恵み深いお天道様です。

地球に届く光は太陽が放出する光のほんの一部です。地球に届いた光の、そのまたほんの一部を利用して37億年の長きにわたって生命活動が営まれてきました。

何の公害を引き起こすこともなく37億年も生命活動が維持できたのは光には重さがないためです。光は引力により地球上にたまることがないためです。

植物は光エネルギーを利用してデンプンをはじめとする必要な物質を光合成しています。ただ使えなかった緑色の光は廃棄物としてどんどん放出しています。  
あの美しい緑の山々の風景は実は木々が捨てたごみの山なのです。それでも公害が生じないのは光に重さがないため地球上にたまらないからです。

あの青い空も、あの美しい夕焼けも実は空気中に漂う小さな微粒子(ゴミ?)と太陽光のいたずらから生まれます。
持続可能な社会ではエネルギーと風景が一体になっているようです。そうでないと持続可能は不可能だからです。

地球に届いた太陽光エネルギーは太陽電池を使うと約15%の効率で電気に変えることができ、砂漠の面積の7%に太陽電池を張り巡らすと人類が必要とする全電力を賄うことがでるという試算があります(清水浩:脱「ひとり勝ち」文明論)。

光は風景とともに私たちを救ってくれるのではないでしょうか。


aokijuku at 00:03|この記事のみを表示コメント(0)

2012年02月18日

スペイン体験記 その18

本当に運良く、音楽院で勉強を続けることが決まり、短期間のうちに天国と地獄の気分を味わいました。

音楽院に入るのも大変でしたが、入ってからも大変でした。

基礎的な学科、例えばソルフェージュなどは小学生高学年〜中学生ぐらいまでにはクリアーしている学科のひとつでした。
合唱Iともなるとクラスメートはほぼ、小学生低学年の子が集まる授業でした。とにかく、音楽的な背景がない私は更に上の学年を目指す上でもこうした基礎的な授業を受けて消化しなければいけませんでした。
正規の学生とは違うので本来なら聴講のみだけだったのですが、幸いにも試験を受けることが許されました。

こうしたアバウトなところでは苦労もした分、とても助かった面もありました。

合唱Iで、今でも思い出すのは、7、8才ぐらいの品の良い女の子がとても優しく話しかけてきてくれました。大人は私を含めて3人、しかも東洋人は私だけだったのでめずらしかったこともあるのでしょう。
合唱担当の先生が来ると、それまで収拾がつかないほど騒がしかった空気がピッタリと止みました。女の子の情報だと、とても厳しい先生だということでした。確かに厳しそうな雰囲気を持った先生だということは一見してよくわかりました。

まず、声部を分けるために一人ずつ、檀上で発声を行っていきました。
私の番になり、先生は訝しげに「スペイン語がわかるのか?」 と、質問してきました。私の中では分かるほど分かってないし、分からないってこともないという、非常に微妙な状態だったので答えあぐねていたところ、先ほどの女の子が「その人はスペイン語、分かるよー」と、助け船を出してくれました。

ところが、今度は周りの男の子が「あっ、あいつ、あいつのこと好きなんやー!!」と、大騒ぎになり、女の子は泣き出し、先生は喚きちらし、女の子にはとても悪いことをしたなーと、思っています。
その後、その女の子は私に話しかけてくることはありませんでした…。

最初の1年は皆がそれなりの年齢で抜けてきたところをとにかく、駆け抜けた1年になりました。



aokijuku at 00:03|この記事のみを表示コメント(0)

2012年02月17日

九州の旅(大分編)-その3

真穂としみok九州の旅、二日目は、大分。
この日のお宿は、夢にまで見た(オーバー?)ゆふいーん

まずは、博多から別府に向かいました
ここで食べなければいけない!?のが『とり天』
P1011672
見た目は普通のから揚げに見えますが、一口食べたら…、おいしーい
少し厚めのカリッとした衣とにんにくがきいた味付けがあとをひきます。いつも食べてる唐揚げとはちょっと違いました

続いて2軒目は、『鈴よし』。生け簀のあるお店です。
ここでは関さばをパクリ
こちらはさば御膳。
P1011675
関さばのお刺身の他、味噌汁、さばの煮こごりなど鯖づくし。なんといっても関さばは最高!コリコリっとした食感、味はぶりやはまちのような脂ののった感じでいつまでも噛んでいたいほどでした
こちらは全室個室だったので、のんびりできました

お腹一杯食べたところで、今度は観光
ベタに地獄めぐりをしました。寒かったのと宿への到着時刻を考えて、今回は「赤」と「青」の2つだけにしました
こちらが、赤の『血の池地獄』

そしてこちらが青の『海地獄』
P1011676
スカイブルーのきれいな色でした

そして本日のお宿がこちら。湯布院『狭霧亭(さぎりてい)』
受付(建物左)と食事処(右)
P1011681

宿泊施設は離れが十棟あり、それぞれに半露天風呂がついています
P1011683

東屋には、温泉卵とビールサーバーがあり、食べ飲み放題
P1011684

そして待ちに待った夕食ターイム
P1011678

これはほんの一部で、他にもお鍋やお刺身、炭火で焼く丸天(さつま揚げ)やいろいろな創作料理が出てきて、お腹いっぱいになりました

九州の旅、二日目も大満喫で終了しました

toshimi_maho at 09:00|この記事のみを表示コメント(0)

2012年02月16日

【見たり聞いたり】59「共通番号制度」

支払いを即刻しないとただちに罰金云々とアメリカ当局より通知が来ました。もう30年以上前のことです。
アメリカで総額2000ドルぐらい株を買って、多少儲けたのですが大した金額でないので日本流?にほっときまましたら2年ほどたってから上記通達が舞い込みました。アメリカはソーシアルセキュリティー番号を外国人でも国内で働くとなると全員登録しなければいけません。小生も出発前にアメリカ大使館で指紋捺印して登録しましたので簡単に追求することが出来ます。
さて日本でも内閣府共通番号制度の必要性について調査してその結果を発表しています。「国民の社会保障や税務に関する情報をひとまとめに把握するための共通番号制度について、必要だと思うとの答えが57.4%と過半数を占めた。必要だと思わないは27.3%だった。共通番号制度は国民一人ひとりや企業に番号を割り振り、年金や医療、介護などのサービスの利用状況や、所得や納税額などを把握できるようにする仕組み。政府は2015年1月の利用開始を目指しています。
難病にかかった女子大学院生が治療費の申請をしたら、20種類くらいの書類を用意するように言われて、恐ろしいほど時間と経費ががかかった。共通番号制度があればそのほとんどがいっぺんにそろえるられるのにのなぜ導入がすぐ行われないのかと疑問を投げかけていました。
このシステムに詳しいMさん聞きましたらまったく予想もしない答えが返ってきました。
 政治家がこの制度でどれだけ自分達に金が入ってくるかがポイントであるとのこと。そんなバカなことがと聞きましたら、では太陽光発電は今政府も普及に熱心であるが風力発電はまったく熱が入っていないが何故か。前者は企業が政治に寄付金を出しているが風力は企業が小さいので出していないこの差であるとのことでした。
言われてみるとなるほど理解しました。

aokijuku at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)

2012年02月15日

恩師の最終講義

先週、小生の大学時代の恩師である野々山隆幸教授の最終講義が母校の横浜市立大学で行われました。

ゼミ生であり当時立ち上げた「パソコンクラブ」の顧問もしていただいた恩師の最終講義の知らせを受け、予定を全てキャンセルして講義を受けに行きました。

小生が大学3年の1983年のころは、パソコンを自宅に持っている人など皆無で、兄が情報処理を専攻していたため小生の実家にはNECのPC8801がありました。

当時助教授をされていた野々山先生は、いち早くパソコンを経営学に取り入れられた方で、小生はPC8801を持っているということだけでゼミに入れたのだと思っています。
ゼミでは、トフラーの「第3の波」を輪読しましたが、当時はこんな時代は当分先だと思っていたのを思い出しました。なにしろ当時は携帯電話すら無かった時代でしたから・・・。

さて、最終講義では「経営情報教育」に関してお話下さいましたが、最近の講義でも行っておられる、生徒に「その日の講義をA4紙1枚に毎回まとめさせる」話を聞きハッとしました。

どうも最近、「パワーポイント」を使って表や画像を「これでもかっ!」というくらい多用して自己満足になりがちなプレゼンをしているのに気付かされたからです。
A4紙1枚に凝縮してプレゼンをするスタイルをすっかり忘れていました。
もちろん、その場にあったプレゼンが必要ですが、小生のプレゼンのレシピからA4紙1枚というのが消えていたことに気付かされたのです。

今日、ある製品の3回目のプレゼンに出向きました。今日はパワーポイントを止めて
A4紙1枚を渡してプレゼンしてきました。

25年たって、また恩師に教わりました。

aokijuku at 23:22|この記事のみを表示コメント(0)
月別の記事一覧
最新コメント