2011年12月

2011年12月26日

【明日の世界】No.104 「今夜も生でさだまさし」

月に一回のNHK深夜放送で、さだまさしが手紙から学ぶと言っていますが、その姿勢が聞いていて好感が持てます。ブータン国王についてもさわやかな印象を残されて去りましたが幸せとはなんだろう、欲に溺れていたり、心がやせている人はお金があっても幸せだろうかとさらりと言います。ブータンは近年まで25年間鎖国していたそうです。因みに最近発表されたのですが日本の幸せ県のNO1は福井、NO2が富山です。そこで投稿されたハガキで読まれたのが息子が今年富山大学に入って大学生活をエンジョイしているとありました。ただアルバイト先が少ないので苦労していると伝えていました。この日がNHK富山局からの放送であることを知って投稿しております。読まれたもう一枚は富山で育って今は県外に住んでいる娘さんが放送される日が結婚式当日で富山に感謝するはがきでした。隣の放送作家が今夜が初夜ですかこの時間起きているかなと小声で言っていましたがここはNHKそこまで・・・と。この娘さん今まで何回も投書したそうですが一回も取り上げられなっかとも言っていました。
倍率40倍の難関を突破して読まれるはがきはそれなりのエピソードや仕掛けがあること、人はどうのようなことに関心を持つのかこの番組から教わること多々あります。
次回は1月1日の深夜とHPにありましたので今から楽しみです。

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2011年12月25日

山本五十六

楽しみにしていた映画「山本五十六」を昨日観に行ってきました。公開二日目にしては観客も少なく、年齢層も50歳以上の方がほとんどでした。

内容ですが、とにかく「良かった」の一言に尽きます。
今まで何回か作られた山本五十六の映画は、その作戦力や人材教育に焦点を当てたものが多かったように思いますが、今回の映画では「一番戦争をしたくなかった日本人」であった心中を見事に描写し、それでも開戦の役をしなければならなかった彼の矛盾をとても良く表現していました。

そしてまた海軍内のいざこざによる葛藤は、現代の企業内の人的問題を正に浮き彫りにしているのです。一人の上官の驕りからミッドウエイ開戦で惨敗する経緯などサラリーマンなら誰でも経験するシーンです。
もっとも、現代では命は掛かっていませんが当時はその一人の驕りが何万人の人の命を奪ったのです。

師走で忙しい時期ですが、サラリーマンなら絶対見てほしい映画です。

aokijuku at 00:03|この記事のみを表示コメント(0)

2011年12月24日

ビュッケブルグ歳時記 24

ドイツの国教について

 今ではクリスマスは西洋の年末祭りとして、世界中の人が知る行事になっていますが、この言葉が頭の上を素通りしている人も多いと思います。日本では私の世代の若い時代には、「西洋、特にローロッパを知るにはキリスト教について学ぶことが必要である」とよく云われたことを思い出します。最近の日本ではこの啓蒙訓示を聞くことが少なくなったように思えるのですが、半世紀近く住んでみると、この国を理解するのにドイツの社会の底を流れる国教をないがしろにしてはならないと感じます。折にふれ書いてゆきたいと思います。少し窮屈な話になりますが、読んでいただければと思います。

 ドイツの国教はキリスト教です。キリスト教には旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)の二つの宗派があります。ドイツ国民の半分以上がこのどちらかの宗派に属しています。内訳は総人口の30%強はカトリック、約30%が新教に、残りはその他の宗教に属するか、無信仰者です。
 この国では、生まれた子どもは普通、両親のどちらかの属する教会で洗礼を受けます。この幼児洗礼で教会に籍が置かれたことになるのです。ですから国民の60%以上が教会に籍があるわけです。住む所が変わると、それに沿って籍も移転します。この籍についての詳細は別の機会に書きますが、この籍は例えば,教会での結婚式を望む場合や、生まれた子どもに洗礼を受けさせるとき、自分の葬式をするときなどに無くてはならない重要なことなのです。
 
 「ドイツにはキリスト教という国教がある」ということが現実に形として現れているのは、この国には「教会税が存在する」という事実です。このような制度のあるのは多分世界中でドイツだけだと思います。教会に籍がある国民にはこの税が課せられ、所得税の8−9%が自動的に給料から差し引かれるのです。
 この税法は200年ほど前からあったようですが、ヒットラーの時代にも続行されていたのです。1949年に連邦共和国国法となり教会から脱籍しない限り、教会税は否でも応でも毎月給料から差し引かれるのです。宗教の自由尊重ということから教会から脱籍する権利も国民に与えられています。全ての人が免れることが出来ない死を前にした,歳を重ねた人の脱籍はほとんど無いのと対照に、最近の若い人はそう難しく考えないのか、脱籍者が多くなっているようです。そして景気が悪くなると教会税を免れようとする人が多く出て来ることや、高収入者の欲張りがあからさまになるなどが言わずもがなの現象でもあるのです。

 しかし、このようにドイツの教会は今でも確固たる経済基盤の上に存在しているのです。そして教会の財政管理は独立しています。ですからこの国では福祉事業の大半に教会が携わっているのです。この件は来年、皆様にお知らせしたいと思います。


 日本は災難に襲われた年でしたが、その年も終わりに近づいています。来年を少しでも良い年にするように、一市民の見たドイツの様子を皆様に引き続きお知らせ出来ればと努力してみます! 今年読んで下さったことに心から感謝します。来年もよろしくお願いいたします。


aokijuku at 00:03|この記事のみを表示コメント(1)

2011年12月23日

明日はクリスマスイブ!

真穂としみok今年は初めて家族三人でのクリスマスになります
昨年同様、今年も我が家ではホームパーティをしようということで、
おいしっくすからケーキや食材等を仕入れました

昨年はこんな感じでした
P1020489

これから明日の準備をしたいと思いま〜す
そうそう、こっそり隠しておいたクリスマスプレゼントも用意しなくては・・・

みなさんも素敵なクリスマスイブを過ごしてくださいね


toshimi_maho at 13:00|この記事のみを表示コメント(0)

2011年12月22日

【見たり聞いたり】51 「米国生活27年のビジネスマン」

アメリカ人の心を捉えるのに小学生低学年の三男の人文地理が役立ったと米国生活27年のHさんがずばり言われました。現地人との接し方で相手の懐に飛び込むのに地理が役立ったとは言われてみるとなるほどと思いますがそれを実行したところが立派です。そういえば相撲の横綱白鵬と会食した人によると日本の歴史や地理を実に良く知っていて、日本語の上手なことはTVで知っていたがそれだけでないことが分かったと言われことを思い出しました。
全米直販組織の設立、全米主要地区のディーラー設定、現地マネジャーや販売担当者採用から教育等々やることは山ほどあるが何と言っても成績を上げることが全てですが、そのためにラジオの野球中継が大いに役立ったとも言っていました。ヒヤリングの勉強にもなりますが地元の野球を応援するフアンは日本の比ではありません。地元チームの成績や選手の最新動向を地域の人同様に知っていることは大きな武器になったと言われました。勿論売ろうとする製品がよくなければいけないことは言うまでもありませんがまず己を売り込むことに地理や、野球情報を地元人レベルまであげるには大変な努力をしたでしょうが、さらりと言うところがHさんの人柄がにじみ出ていました。
採用一つとっても家族構成、年齢をうっかり聞くと訴えられ可能性もあるので神経を使ったと27年間の対米生活を語ってくれました。

aokijuku at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)
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