2011年03月

2011年03月31日

【見たり聞いたり】13 「ゴルフ」

もう40年ぐらい前になりますがオーストラリアで単身赴任と言えばゴルフが一番健康的で、安上がりですからよく行きました。
18ホールで確か60セント(1ドル400円)ですから約240円でした。近くにいくらでもあって予約なしで簡単に出来ました。滞在中に1ドル20セントまでなりましたがそれにしても日本の感覚では夢のような価格でした。レッスンプロに習うと一回30分で5ドルでした。
素人の悲しさでそこでじっくり指導を受ける考えはなくて、5ドル払うならコースに行こうとなりました。週末はほぼ行っていましたから段々スコアはよくなりました。100をきると喜ぶゴルフでしたから95をきるようになると相当上達したと思いました。しかし今から考えると基本のスイング等は一切日本を出たときのままでした。それでもしょっちゅう行っていたのでスコアはよくなりましたが日本に戻りましたら見事にもとのスコアに戻りました。
いかに基本をしっかり学ぶことが大切なことを後の祭りですが学びました。

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2011年03月30日

丸穴を通して海の見える美術館

002横須賀美術館は浦賀沖、観音崎にある。
2007年に開館した。なだらかな丘陵地に建ち目の前にひろがるのは雄大な東京湾である。設計は山本理顕氏である。東京芸大卒、現在は横浜国立大学大学院教授であり、主に公供建築などを得意とし数々の賞を受賞されておられる。


1昨年ここで芥川沙織展を企画してくださったのがご縁で004時々展覧会をみにそしてここの気持ちのいい空間にひたりに行くことがある。
玄関から見たアプローチ、また受付のあるロビーから玄関を通して海の見える空間が実に自然をうまく取り入れた空間となっている。それは外の風景といつたいとなり動き集う人びとがシュルエツトとなり時には額縁のなかの風景のように見えることがある。

 
003丸い窓があちこちにあり自然光を取り入れている。丸い、、というのはなぜかわからないがユーモラスで楽しい感じがする。
 建築ガイドにはこのように説明があるのでぜひ観音崎まで足をのばしこの素敵な美術館を楽しんできて欲しい。



  小さな丸穴からは森の深い緑がみえます。
     晴れたにの夕方、丸穴から見る空の色は
        驚くほど鯉青色です。大きな丸穴の海を大きな貨物船が
  通過してゆきます。雨の日、寒い日、暑い日、
     長い時間、短い時間、時の変化を楽しむことができる美術館です。


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2011年03月29日

【From America】「国際語になった英語」

Dictionary 辞書アメリカのウインドゲイト緑です。
河辺様の「オージー英語」を読ませていただき、改めて「英語」と言う言葉について考える機会を頂きました。

英語=イングリッシュ とはイギリスで話されている言語を意味する名前だったのですが、今や英語は世界共通の言葉になりました。世界共通といっても、国、または地域によって発音が異なります。アメリカ全土で話されているアメリカ英語にも、地域によって様々な訛りがあります。これは英語に限ったことではなく、小さな国である日本でも関西弁に代表される数々の方言があります。現在、日本語の標準語は首都である東京近辺で話されている「関東地方の日本語」とされています。では大きな国であるアメリカ英語の標準語とは一体どの辺りで話されているものなのでしょうか? アメリカの首都はワシントンDCですから、あの辺りの英語なのでしょうか?

世界的に見れば、国によって同じ言葉である英語を使っていても発音やアクセントに様々な違いが見られます。河辺様のご指摘になられたオーストラリア英語は、私たち日本人が学校で習った発音「A」=エイとは違って、「A」=アイという発音に聞こえます。だから「day」の発音が「ダイ」に聞こえてしまいます。アメリカでは子供にアルファべットを教えるとき「A=エイ」アップルと教えますが、これがオーストラリアでは「アイ」アップルとなってしまうのですね。

ここで、オーストラリアに留学した学生から聞いた笑い話のような実話をご紹介しましょう。ロータリー留学生として高校生でオーストラリアに初めて行ったお嬢さんです。オーストラリアに到着後、ホームステイのお宅に行く前にホテルで一泊したそうです。その時に迎えに出てくれたロータリー留学生のお世話をしてくださる方が「現金を持っているのなら危ないから『サイフ』の中に入れるように」と注意をしたそうです。日本から到着したばかりの彼女は「わあー、この人 日本語を知っているんだわ。現金はお財布にいれて置くのね」と思ったそうです。ところがその方はホテルにある「SAFE」セーフ・デポジット・ボックスに入れなさい、と言いたかったということが後から分かった、と言うのです。上記の「A」をアイと発音するので「セーフ」が「サイフ」になり、たまたま日本語の「財布」と同じ音になってしまったため、こんな誤解が生まれたと言うわけです。

アメリカには多くの黒人(正しくはアフリカン・アメリカンと呼びます)が居ますが、このコミュニテイーの中では独特のブラック・イングリッシュと呼ばれる英語が話されています。また、アメリカは移民が多く住む国ですから、あちこちで強い外国語アクセントの英語を耳にすることもしばしばです。アメリカだから全員が学校で習うような「アメリカ英語」を話しているというわけではありません。相手がアクセントの強い英語を話す場合、言っていることを理解するのには良いヒアリング能力と想像力の両方が必要な場合も多々あります。

アメリカ国内でも、また外国に出た場合でも、外国人とコミュニケーションをとる場合には「英語」が国際的共通語としての役割を果たしているので、先ずは英語で話をすることになるでしょう。その場合、上記の「財布」のような間違いを起こさないように、学校で習った標準的な英語ではない、外国人の話す英語を聞き分ける耳を持つことも必要なことかもしれませんね。

国際語としての英語について改めて考える機会をくださった河辺様に感謝を込めて。

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2011年03月28日

【明日の世界】No.65「南方熊楠」その2

雨にけぶる神島を見て紀伊の国の
生みし南方熊楠を思ふ

昭和37年5月南紀白浜に行幸された昭和天皇は御宿所の屋上から神島を眺め33年前の熊楠を追懐した歌です。昭和天皇が個人名を入れた歌はこれ一首のみとのことです。以下上坂次郎の「縛られた巨人、南方熊楠の生涯」を参考にして;
早稲田大学のT教授の話は大変興味深いのですか何しろ相手が粘菌ですからレベルの高い早稲田大学理工学部OBの参加者もなかなかついていけない状態でした。北杜夫が巻末の対談で言っていますが自分も粘菌についてはよく分からないと。粘菌の営みが人間の営みと似ているから注目されるのでしょうかとも言っています。
明治17年熊楠は念願の東京大学予備門の試験に合格しましたが、同窓生に夏目漱石、正岡子規、秋山真之らがいました。教える先生より熊楠のほうがレベルが高いこともあって中途退学してしまいます。
諸論文が日本人で初めてネイチアーに何回も掲載されその評価も最高のものでした。
金がなくなってアルバイトに浮世絵をヨーロッパの金持ちに売りつける事もしましたが仕入れの10倍以上に売れました。ただそこには熊楠の知恵があって、それぞれの浮世絵のバックグランドの物語を現地語で丁寧に解説し、買う人はその物語を読みたいので浮世絵を買うのだと喜んで高くても買っているとのことでした。今商品にも物語をと言いますがその元祖かもしれません。
昭和天皇も初めてお会いした時強烈な印象を受けたので33年前を思い出して吟じたのでしょう。


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2011年03月27日

マックシェイク

昨日、大井町のマクドナルドの思い出を書かせていただきましたが、当時、ハンバーガーとシェイクを同時に食すという習慣などありませんでしたので、味的にも衝撃的な思いをした記憶があります。

マックシェイクに関しまして、昔読んだ「都市伝説」という本にこんなことが書いてありました。
発売当初、マックシェイクは売上が伸び悩んだそうです。そこで、男女全てに経験のある人間の深層心理を刺激するために改善がされたそうです。
ストローを少し太くして、直径を平均的な女性の乳頭と同じ大きさにしたそうです。
これを口にくわえることによって、まず安心感が与えられるとのこと。
さらに、吸引する力を赤ちゃんが母乳を吸うときと同じ力で出るように粘度を調整することにより、無意識に懐かしさを感じていたわけです。

味覚と深層心理の合わせ技によって、大ヒットとなったとその本には書いてありました。

aokijuku at 10:48|この記事のみを表示コメント(0)
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