2009年07月

2009年07月29日

【青木塾便り】No.7 「シリコンバレーに学ぶ」その6

岩城博士と知り合ったことでいろいろなことを学びました。
まず多数の案件が来て断ってもその理由がしっかりしているのでまたこの案件はどうか是非日本につないでほしいとなりました。おかげ様でネットワークがどんどん広がりました。またここに誰も知らなかった市場があることもごく自然に分かりました。これは今から考えると大変な財産になりました。岩城博士の最高のフイルターにかけることによって出来たことで、専門家と組むと面白い展開が可能であることを勉強しました。岩城博士の大学の先輩の作家渡辺淳一がLAに来ることになり小生がメンバーのマジックキャスルに招待することになりました。…続きは次号へ


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2009年07月28日

【青木塾便り】No.6 「シリコンバレーに学ぶ」その5

ポータブルレントゲン機の話が持ち込まれました。
アメリカはアメフトが子供たちにも人気あって小さな時からプレイします。当然ぶつかり合う時に足や胸等の骨折もあります。
もし持ち運びのレントゲンがあればすぐに役立つ優れものであると言うふれ込みです。岩城先生に相談しましたら即座にNOとなりました。理由は二つ。1)誰でも被爆を極端に嫌うので向けた先が足ではなくひょいと自分に来たらなる恐れ2)日本は被写体がフイルムになっていないと保険が降りない。ブラウン管に写るだけでは保険の対象にならない。以上からこの案件日本に紹介する価値がないとなりました。…次号に続く

kiyoshi_kawabe at 12:45|この記事のみを表示コメント(0)

2009年07月21日

【FROM AMERICA】 砂漠の湿度

庭の池アメリカのウィンドゲイト緑です。
日本の夏は高温多湿で蒸し暑いのが特徴ですね。気温の高さよりは湿度の高さが不快感を増す要因だと思います。私の住んでいるラスベガスは砂漠の真ん中に人工的に作られた街で日本の夏とは湿度が正反対です。(ラスベガスでは冬の方が夏より湿度が高いのです)気温は日本の夏よりずっと暑くて摂氏45度以上になりますが、カラカラに乾いているので暑さの感じ方は日本より楽かもしれません。汗をかいてもすぐに乾いてしまうので、汗をかいた感覚がありません。しかし、確実に水分を失っているのでボトルの水は命をつなぐ大切な携帯品となっています。

さて、その湿度の低さがどのくらいなのか? 真夏の湿度は7%くらいといわれても想像がつかないと思いますので、様々な例を挙げてご説明してみましょう。
最初に大きなカジノ・ホテルのプールです。大量の水をたたえるプールですが、この水がどんどん蒸発してしまうため、毎日水を足さないとプールの水位が下がってしまうそうです。アトラクションの大きな噴水も、大量の水が空中に蒸発してしまうため水の補給が不可欠です。

次に一般家庭の例を挙げてみましょう。水洗トイレの便器にはいつもある程度の水が溜まっています。更にその先の下水につながる管にはU字の形をしているトラップが付いていて、下水の悪臭が室内に上がってこないようになっています。いつもトイレを使っていればこのシステムが働いて問題は起こりません。ところが小旅行に出かけてしばらくトイレを使わないと、このトイレの便器の水が全て蒸発してトイレは空っぽ。更に下水のU字型の管も空っぽ状態になってしまうのです。そこで生活の知恵として、こんな工夫をしています。ラスベガス在住の人たちは旅行に出かける前に水洗トイレの便器に、台所で使うプラスチックのラップをして、水の蒸発を防いで出かけます。台所の流しやシャワーの排水にも同じラップの細工をして、下水管内の水が蒸発しないように防いでいます。どんなに乾燥がひどいか、少しイメージが沸いてきましたか?

お肌の乾燥については、もうあえて述べる必要もないでしょうね。
乾燥していて便利なことは、洗濯物がすぐに乾くことと位でしょうか。皆さんもラスベガスに遊びに来たら、ご自身がドライ・フラワーやミイラにならないように、乾燥対策にはくれぐれもお気をつけ下さい。


midori_windgate at 18:00|この記事のみを表示コメント(0)

2009年07月18日

【青木塾便りNo.5】 シリコンバレーに学ぶ…その4

岩城先生は言いました。この体温計は患者の気持ちが何もわかっていないセンサーメーカーの技術者の発想ですね。入院している(男の)患者さんにとって、朝晩看護婦さんが来て簡単なお話をしながらそっと脈を取ってくれるその瞬間こそ一日の最高の至福の時間帯である。30秒が10秒になるから時間の節約になるとは現場を知らない典型的なケースであると。
言われてみるとなるほどと感心しました。もう一つポータブルレントゲン機を紹介されました。これも岩城先生にNOと言われました。なぜか?…以下次号へ

kiyoshi_kawabe at 10:11|この記事のみを表示コメント(0)

2009年07月13日

【ひとこと】JALとJR東海

JALはなぜ政府支援なのか?

JALは、6月に政府保証で日本政策投資銀行などから1,000億円の融資を受けた。新聞によると経営改善計画を策定することを条件に年内の追加融資を求めている、とある。ということは、経営改善の計画を示さずに1,000億円いただいて、なおまだ資金は足りないということである。6月末に資金不足でJALが経営破綻すれば、7月の都議選とまもなくと見られている総選挙を前に、ようやく持ち直し気味の景気に水を掛けることは必死であり政府と与党もやむをえずと目をつむったのであろう。
経営改革の確たる見通しも無いまま公的資金をずるずるつぎ込んだ、リーマン・ショック後のブッシュ政権のGM支援とよく似ている。そうすると、半年先の運命は破産法適用である。米国における製造業の象徴であった自動車産業への国民的な共感、減少したといえGM・クライスラーはじめ自動車産業の労働人口の多さ─ それでも米国議会では経営の失敗のツケを国民の税金でまかなうことにつき激しい議論があった。
JALになぜ税金をつぎこまねばならないのか?JALが倒産すると国民の生活にどう影響があるのか?航空業界を襲っている経営環境の急激な悪化は理解できるが、自動車産業はじめ派遣切りをやらねばならぬ製造業だってもっと大変な状況である。同業の全日空の前期決算は黒字であった。JALの路線がなくなって不都合になるなら、全日空など健全な他社にその路線を譲って退場してもらいたい。民間企業としての優勝劣敗の結果は明らかである、政府が、ひいては国民が経営に失敗したJALを支援しなければならない大義も名文も無い。
(次回は「JR東海のリニア中央新幹線は必要か?」です。)


iida_hiroshi at 13:16|この記事のみを表示コメント(0)
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