2009年11月12日

【青木塾便り】No.22「MR島田」その14

D・カーネギー「人を動かす」より
D・カーネギーの「人を動かす」(創元社)を読んでいましたら、MR島田について言っているのではないかと思ってしまうページがありましたのでご紹介させてください。

『ハワード・サーストンと言えば有名な奇術師だが、彼がブロードウエイにやってきたある夜、楽屋に訪ねたことがある。彼こそまさに奇術師の王者、40年間世界の各地を巡業し、見物に幻覚を起こさせ、不思議がらせ、息を飲ませた奇術界の長老である。6000万人以上のお客が彼のために入場料を払った。
 私は、サーストン氏に成功の秘訣をたずねてみた。学校教育が彼の成功に何の関係もないことが分かった。彼は奇術についてとくにすぐれた知識を持っていたかというと、そうでもない。
彼はほかの人にまねのできないものを二つ持っている。第一は観客をひきつける人がらである。彼は芸人として第一人者で人情の機微を心得ている。さらに、身振り、手振り、話し方、顔の表情など、微細な点に至るまで、前もって十分な稽古を積み、タイミングに一秒の狂いも無い。次にサーストンは人間について真実な関心を持っている。彼は舞台に立つ時、必ず心の中で「わたしは、お客様を愛している」と何度も繰り返し唱えるという。』

次回はMR島田の最終回ですが、UCLAビジネススクールで学ぶ公式とMR島田のコメントが一致するお話を…

続く

kiyoshi_kawabe at 00:00│コメント(0)

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