2009年08月04日

【FromAmerica】車のナンバー

アメリカのウィンドゲイト緑です。
日本ではエコ減税の恩恵を狙って、新車を購入する人が増えているでしょうか? 買い物は小さいアイテムでも大きなアイテムでも楽しいですが、特に新車を購入するというのは、大きな買い物だけにワクワクしますね。先ずは車種を選ぶことから始めて、自分の好みのボデイー・カラーを選んだり、オプションの装備を加えたり、「世界に一台しかない自分だけの車」のプランを練るのは、カタログを見ながら愛車を想像するだけでも嬉しくなります。
最近は日本でも車のナンバープレートの数字を選ぶことが出来るようになりました。以前はただ与えられた番号で我慢するしかありませんでしたが、四桁の数字を選べるのは実に嬉しいことです。自分の誕生日、電話番号、住所、など数字が意味することは個人個人で違います。たった4桁の数字が大きな意味を持ち、自分らしさの表現を更に完璧なものへと近づけてくれます。
アメリカでは、この車のナンバープレートで自己表現することは日本よりもずっと前から行われていることです。アメリカの車のナンバープレートは、数字とローマ字の組み合わせで出来ています。「123・ABC」という具合です。
何も指定しなければ、順番に与えられた意味のない数字とローマ字の組み合わせを受け入れるしかないのですが、追加料金を支払って、数字もローマ字も指定することが出来ます。
アメリカ人は苗字と名前以外にミドル・ネームがありますから、後半のローマ字3文字はこのイニシャルにすることが多いでしょう。最初の三桁の数字は誕生日や住所の一部の数字にできますね。自分が希望するナンバーがもう既に取得されている場合、「ABC・123」と数字と文字を逆にすることも出来ます。また別の指定方法は全てをローマ字にする、あるいは全てを数字にする方法です。こうなるとイニシャルではなく自分の名前を書き込むことも可能です。例えば、私の名前なら「MIDORI」ですからちょうど6文字になります。
また、自分の主張をナンバーにして「動くビルボード」的な方法をとる人もいます。「JESUS」というナンバーを見れば、オーナーはキリスト教の強い信者であろうと想像できます。「MOM4U」これは数字の4はFOR、ローマ字のUはYOUを省略した形ですね。愛情深いママさんでしょう。「NO1DAD」きっと家族思いの良いパパなのでしょう。
日本でも数字の組み合わせでゴロ合わせをして「1188」=(いいパパ)良いお父さんを意味したり、「4129」=(よいニク)肉屋さんのコマーシャルにしたり、と色々楽しめます。

しかし、上記の「MIDORI」のように自分の名前を堂々とナンバープレートに刻んで車で走ったりすると、個人情報が漏れてしまうという可能性がなきしにもあらず。日本でも様々な犯罪の予防を考えて、銀行の暗証番号を自分の誕生日、電話番号、住所、車のナンバーにはしないこと、といわれています。
なんだかちょっと淋しい気もしますが、防犯には代えられません。しからば、ナンバープレートはニックネームや自分だけに意味を持つ番号にして、極一部の人にしか判らない様な楽しみ方をするしか方法は無いのかもしれません。
いずれにせよ、車のナンバーで遊び心を表現するのは、日米とも変わらないようですね。

ナンバープレート


midori_windgate at 12:11│コメント(0)

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