2009年12月03日

【青木塾便り】「ノーベル賞をもらい損ねた山元雄二郎博士」その2

ある日博士が興奮しておりました。お聞きしたら出身大学のUCLAからノーベル賞候補に推薦したからと連絡受けたそうです。UCLAが推奨すると三人で一人の割合でもらえるそうです。大学も候補者になられた方を全力で受賞すべく運動するそうですがここが日本と違うようです。対象研究はピエゾ〈圧電素子)かウルトラフィルターかそれとも留守番電話?か博士から確認しませんでした。
残念ながら博士はその後ガンで亡くなられてその機会を逸してしまいました。
次回は鯉がポーカーをすることに成功してTV放送もされた話をしましょう。 ビックビジネスになったと思いますか…続く


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2009年11月26日

【From America】「アメリカ流のおもてなし」

Hotelアメリカのウインドゲイト緑です。
旅行をした時に、旅先で受けた「おもてなし」の気遣いに心を打たれることがいろいろありますね。その小さなことで心が温かくなったり、その旅を忘れがたいものしてしてくれたり、皆さんにも思い出に残る旅のエピソードがあるでしょう。

旅の「おもてなし」の心は、国によっても違うでしょう。場所や状況によっても様々でしょう。日本旅館の「おもてなし」は庭、建物、温泉、食事など随所に宿主の思い入れが感じられます。この日本流「おもてなし」はお客のリクエストに応じて用意するのではなく、宿主が「こうして上げたらお客に喜んで貰えるだろう」とお客の要求を察して準備するものですね。特に夕食メニューに関しては地元の幸や季節によって様々でしょう。これは「お任せコース」の宿泊です。お客は一体どんなおもてなしを受けることが出来るか? という楽しみがあります。

一方、アメリカでは自分で選んだホテルの部屋(ベッドのサイズ、部屋の大きさ、部屋からの眺めなどを事前に選択)に泊まり、レストランでメニューを見て選択した食事をする形ですから、用意された「おもてなし」を受けるというよりは、旅の基本形は自分で選択する形になります。こちらは「自己選択コース」の宿泊とでもいえるでしょうか。

カリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園に旅行をした際に、ホテルのギフト・ショップで私を感激させてくれるこんな出来事がありましたので、皆さんにも聞いていただきたいと思います。旅先から送られてくる絵葉書を受け取るのは嬉しいことなので、アメリカ国内の主人の母と日本の両親に一枚ずつ絵葉書を送ろうと考えて、ギフト・ショップに行きました。アメリカでは殆どの買い物はクレジット・カードで決済しますので、私はカード以外には、ほんの少しの小銭しか持ち合わせていませんでした。$1ちょっと(100円程度)の絵葉書の購入にカードを使うのは少々はばかれましたが、「クレジット・カードでも良いですか?」と尋ねると「勿論 大丈夫ですよ」と言って会計を済ませてくれました。すると「絵葉書を出すなら切手が必要でしょう?」と聞いてくれたので「国内絵葉書の28セント一枚と国際郵便の98セントを一枚 お願いします」と言いました。「切手は現金のみのお支払いです」と言って切手を用意してくれている間に、小銭入れを覗くとお金が足りません。「現金の持ち合わせがないので国内はがき用の28セントだけで結構です」と小銭をだしました。すると対応してくれた優しそうな中年のギフト・ショップの店員さんは、やおら自分のお財布をだして1ドル札を取り出し、会計の箱にそれを入れると「ホテルのお客様のお世話をするのが私の仕事です。これは私からの気持ちです。どうぞこの98セントの切手を受け取って二枚の絵葉書を投函してください。今すぐに絵はがきをここで書いて店の外にある郵便ポストに入れれば、午後2時には郵便を集めに来ます。午後4時には郵便局に到着して、本日付ヨセミテの消印の押された葉書があて先に送られていきますよ」と言いました。びっくりした私は、「それなら、せめてもこの小銭入れにあるだけの小銭を受け取ってください」と差し出すと「これは私の気持ちですから、そんなことをしないで快く受け取ってください」とニコニコの笑顔で私を見つめてくれました。私は丁寧にお礼を言って、二枚の絵葉書を投函しました。

この「おもてなし」の心はホテルのおもてなしではなく、彼個人から私へのプレゼントです。ヨセミテ国立公園内のホテルに勤めているという彼の仕事に対するプライド、「お客様のお世話をするのが私の仕事です」の言葉に表れるサービス業に携わる者として「お客様第一」をモットーにしている彼の信条がひしひしと伝わって来ました。たった100円弱の金額ですが、私は「アメリカ流おもてなし」に感激して、胸が熱くなりました。

彼のおもてなしでこのホテルの格がグーンと上がったのは勿論のことですが、そういう社員を雇っているホテルの経営陣、経営方針のレベルもまた推して知るべし、ということです。


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【青木塾便り】No.24 「山元雄二郎博士」その1

「ノーベル賞を取り損ねた博士」
このブログの初めに技術評価において、医療関係はUSCの岩城裕一教授に御願いして、エレクトロニクス関係は留守番電話発明者の山元雄二郎博士に御願いしたと言いましたが、これからしばらく山元博士についてお話を進めさせてください。博士は昭和3年生まれで、麻布学園から早稲田大学の理工学部に進み卒業してすぐにアメリカに行きました。麻布時代に演劇部に所属して、フランキー堺、小沢正一、加藤武と同期で荷車を引っ張って都内、千葉県をどさ周りしたと想い出深く語ってくれました。先生どう見ても演劇派には見えませんと言いましたら僕は照明、効果を担当していたとのことで納得しました。
鯉がポーカーをするまで調教?したお話は博士から聞きました…続く

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2009年11月22日

【From America】「えだまめ」

Edamame_01アメリカのウィンドゲイト緑です。
現在のアメリカでの日本食ブームは日本の皆さんもよくご存知でしょうが、その変遷を振り返れば長い道のりだったと言えるでしょう。醤油(ソイソース)がアメリカでは「キッコーマン」という言葉に置き換えられるほど定着しました。次には、ベジタリアンの間から豆腐に人気が集まり、「トーフ・バーガー」などが登場しました。そんな頃アメリカに引っ越してきた私は、それでも日本食の材料が手に入らず、東海岸在住中は一日かけてNY州まで日本食材の買出しに出向いたものでしたが、今では良い思い出になっています。

それがここ20年ほどを振り返ると、「日本茶が肺がんの予防に効果がある」といわれ、グリーン・ティーがブームになりました。すると、アメリカのスーパーマーケットでも手軽に日本茶のティーバッグが手に入るようになり、今では様々なフレーバー付き緑茶(ブルーベリー・グリーンティーなど)、緑茶にレモンを入れたり蜂蜜を入れたりする「アメリカ流(?)の日本茶の飲み方」も登場しています。そして、寿司。カリフォルニア・ロールに代表される「アメリカ式の海苔とご飯を逆にして巻いた巻物」から始まって、今は生ものを食べるアメリカ人も大勢います。こうなれば、もう寿司飯用のお米、寿司酢、海苔、甘酢につけたしょうが、海苔巻きを作る「巻き簾」にいたるまで何でも地元のスーパーで手に入ります。アメリカの食文化も時代と共に変わったものだなあと感じます。

そして、ここ数年、アメリカのパーティーでよく見かけるのが「えだまめ」です。日本では夏の暑いときにビールのおつまみに出てくるもの、というイメージですが、アメリカではオードブルとして一年中パーティーに登場してきますので、夏の風物詩という季節感はありません。
写真のように、既に塩味がついて程よく茹でてあり、すぐに食べられるものも売っていますので、手軽にテーブルに出てきます。冷凍食品売り場で見つける袋には「塩をいれて茹でるように」と書いてあるものもあります。また、えだまめを「さや」から出してしまって、一見グリーン・ピースと見間違うような形で冷凍食品売り場に袋詰めされているものもあります。

アメリカの11月の第四木曜日は「サンクスギビング」のお祝いです。家族と一緒に祝うアメリカ独特の祝日で、七面鳥の丸焼きがメインの料理と決まっています。家族が集まる、メニューが決まっているという点で、日本のお正月を祝う「おせち料理」に似ていると日米を比較する時には言われる、アメリカ人にとって大切な祝日です。メインは七面鳥ですが、招待される人たちは様々なサイド・ディッシュを持ち寄ったり、パンプキン・パイに代表されるデザートを持ち寄ったり、テーブルはたくさんの料理でにぎわいます。

感謝祭のお添えの料理としてよく作られるものに「Succotash サコタッシュ」という料理があります。アメリカ・インディアンからコーンの作り方を教えてもらったということから、とうもろこしを使った料理は感謝祭のテーブルに必ず出てきます。サコタッシュは元々「とうもろこしとLima Beans(ライマ・ビーン)」で作るのですが、最近の冷凍えだまめの登場のお蔭でこんな材料の代替料理が出来ました。ここではライマ・ビーンを枝豆に置き換えて作る「えだまめサコタッシュ」をご紹介しましょう。

【えだまめサコタッシュ】
  • ベーコン 2枚(細かく刻む)
  • たまねぎ 1/4個(みじん切り
  • えだまめ 2カップ(さやから出した冷凍の枝豆)
  • コーン  450g(冷凍のコーン)
  • パセリ  みじん切りを最後にふりかける

<作り方>
  1. えだまめとコーンは冷凍のものを解凍して置く。
  2. フライパンでベーコンをいため、脂が出てきたところに玉ねぎのみじん切りを入れて、透き通るまで炒める。
  3. えだまめとコーンを入れて炒め、塩、こしょうで味付けする。
  4. 器に盛り付け、パセリのみじん切りを上から彩りよくふりかける。

日本では七面鳥は手に入り難いですが、鳥の丸焼きにしても良いでしょう。枝豆のさやから出したものが手に入らなければ絹さやで代用しても彩りとしては良いかもしれません。雰囲気だけもアメリカンになるでしょう。
今年はちょっとアメリカ気分に浸って、ご家庭でちょっと和風のサンクスギビングのディナーをなさってみてはいかがでしょうか? 枝豆が洋食に変身するのも楽しいですよ。

midori_windgate at 12:19|この記事のみを表示コメント(0)

2009年11月19日

【青木塾便り】No.23「MR島田」その15

「公式P=C+3Mをご存知ですか」
MR島田のお話の最終回にあたり、UCLAのビジネススクールで最初に教わることをご紹介させてください。「MR島田」その10でご紹介しましたが白いトラのジークフリート&ロイがラスベガスのミラージュ劇場を半年間満員にするために、マジック、イルージョンの魅力も勿論ですが裏方のチームがどうしたら満員にするか常に考えることが大切であるとMR島田が言いました。
公式 P=C+3Mをビジネススクールで教わるそうです。
Pはプロフィット(利益)、Cはコアコンピタンス(核になるもの)、3Mはマネージメント、マーケット、マネーです。その比重はCも25%、三つのMもそれぞれ25%で合計100%になります。Cが無くてはいけませんがCだけでは100%になりません。
よく発明家、開発者でCを有してこれがあるからすぐビジネスになると錯覚する方がいますが、そのような方とは組むと時間のロスになると思っています。白いトラも3Mあって初めて興行が成功するとMR島田から教わりました。感謝感謝です。次回からノーベル賞をとり損ねた山元雄二郎博士についてお話しましょう…続く

kiyoshi_kawabe at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)
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