2009年10月13日

「アメリカの郵便配達」

mailboxアメリカのウインドゲイト緑です。
日本で郵便ポストといえば、昔ながらの赤い丸いポストをイメージする人が多いでしょう。しかし最近はそれをあまり見かけなくなり、赤い箱に二つの窓口が付いていて、仕分けをして投函するようになりました。アメリカの郵便ポストは、基本的にはブルーの箱型で、旅行者はゴミ箱と間違えることが多いとも聞きます。外見だけでなく、郵便の集配方法も日米では異なります。

最近は日本の個人宅の郵便受けに、山型パンのような形のアメリカ型郵便受けが多く見られるようになりました。しかし本当のアメリカ型郵便受けには、脇に赤い旗のようなものがついていて、これが垂直になったり水平になったり動く仕掛けになっています。どうして、こんなものが付いているのでしょう?

実は、これは郵便を配達してくれる配達員に「投函する郵便物が入っています。それを持っていってください」と言う合図なのです。郵便受けの中に持っていってもらいたい物が入っている時には、赤い旗を上げておきます。すると郵便配達の人は、たとえ届ける郵便物がなくても、この赤い旗を目印にアナタの郵便受けまで来てくれます。そして、「郵便物をお預かりしましたよ」と言う印にこの赤い旗を水平に下げていきます。つまり、アメリカでは、郵便配達員は郵便を届ける仕事のついでに、投函すべき郵便物を回収する仕事も同時に行っています。なんと便利なことでしょう。

日本では、学校に行く途中、出勤途中、買い物の途中などに、近所の郵便ポストを見つけて投函するのですが、つい忘れて一日中持ち歩いて、とうとう家に再び持ち帰ってしまうこともあります。アメリカでは、手紙に切手を貼ったとたんに自宅の郵便受けにいれて、赤い旗を上げておくだけで良いのです。この山型パンの形をした赤い旗付きの郵便ポストは郊外の住宅街に良く見られます。もう少し住宅が密集していて、土地を分譲した開発会社が入り口にゲートを設けているようなコミュニティ式分譲住宅地などになると、10−12軒くらいの郵便ポストをまとめて集合郵便ポストにして設置する場合があります。そのような場合にも、この集合郵便受けには郵便を投函する窓口が付いていますので、配達と同時に郵便を回収してくれるサービスに変わりはありません。

日本の郵便事業は民営化されましたが、アメリカの郵便事業は今でも政府の管轄下にあります。アメリカでも宅配業の台頭で、郵便事業の損失は膨大な金額だと言われています。果たして、アメリカの郵便事業もいずれ日本と同じように民営化されるのかどうかは判りませんが、郵便の配達と同時に郵便物を回収してくれるこのサービスは実に顧客のことを考えたすばらしいサービスなので、いつまでも続けて頂きたいと思います。
日本の郵便屋さんもどうせ毎日手紙を届けに来るのですから、無料で郵便回収のサービスを加えても特別な労力は必要ありません。お年寄りが増える日本で、こんなサービスはこれから益々喜ばれるのではないでしょうか。いいえ、お年よりだけではありません。全ての年齢の人が喜ぶサービスだと思います。宅配業者のメール便サービスという強敵がいるなかで、この無料郵便回収サービスという付加価値をくわえてみたら、宅配業者との差別化が出来るかもしれませんね。

midori_windgate at 18:30|この記事のみを表示コメント(0)

2009年10月08日

【青木塾便り】No.17「MR島田」その9

お城を隈なく案内してくれましたが、行く先々でOH!MR.SHIMADAと声をかけられ、この人は確かに只者ではないと肌で感じました。スーパースターでありながら腰が低く、ホスピタリティにあふれ間宮精一さんのご縁とはいえこんなにもして下さり、一流エンターテイナーのすごさは演技だけではないことを知りました。良かったら推薦しますからメンバーになりますか、と言われ即座に御願いしました。青木塾便り13でも触れましたが、当時ラスベガスのマジック劇場を満員にするマジシャンの双璧は、舞台いっぱい暴れまわるドラゴンが一瞬にして消えてしまうMR島田と、日本でも公演された白いトラのジークフリート&ロイです。ロイが白いトラに首を咬まれ重体になりショウーはもう永遠に見られなくなりました。MR島田は彼ら二人の現役時代のすごさは演技以外のところにあると、思わぬことを言いました…続く

kiyoshi_kawabe at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)

2009年10月01日

【青木塾便り】No.16「MR島田」その8

アメリカではマジックの世界でもオリジナリティーがあるかどうかが評価に結びつきます。例えばMR島田は鳩出し演技を日本で初めて公開しましたが、鳩の出し方一つとっても、どこかで見た出し方か、独創的なものかどちらを高く評価するかとなると、たとえ出し方が少々ぎこちなくても、独創的演技をより高く評価すると言われます。
初代引田天功(1979年没)は脱出マジックで日本では有名になりましたが、海外ではあまり評価されなかったそうです。何故か?オリジナリティーが無かったからです。人のコピーでは如何に上手でもアメリカでは評価されません。
演技が終わってMR島田がわざわざ我々のところに挨拶に来てくれました。今から館内を案内しましょう…続く

kiyoshi_kawabe at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)

2009年09月30日

【From America】 「ラスベガスのもう一つの顔」

パリスアメリカのウインドゲイト緑です。
ラスベガスと聞けば砂漠の真ん中に人工的に作られたギャンブルの街を思い浮かべる人が殆どでしょう。また、カリフォルニアから近いこともあり、ラスベガスがカリフォルニア州にある、と思っている人も多いようですが、実はネバダ州に位置しています。

ネバダ州は殆どが砂漠地帯で特別な産業もなく、ラスベガスやリノの観光が唯一の地域産業であると思っていました。ところが最近になって、我が家のある住宅地の近くに採鉱施設を建設する話が持ち上がりました。住民が反対運動をするから署名をするようにという話をきっかけに、「シルバー・ステイト」と言うネバダ州のニックネームの意味を再確認することになりました。昔は金山ならぬ銀山があって、たくさん銀が採れたのでしょうか? 現在どんな物質が採れるのか良く分かりませんが、車で走っているとラスベガスの住宅街の真ん中に忽然と採鉱施設が登場することもあり、このニックネームの由来を証明しているようです。

さて、この住民反対運動の話が持ち上がって間もなく、ネバダ州はアメリカで唯一の「リチウムの産地」であることをTVで知りました。私たちの生活は電気に頼っている部分が非常に多いですね。ハイブリッド車がいずれは100%電気自動車になる日も近いでしょう。電池は様々な電気製品につかわれています。自動車(将来は電気自動車)、携帯電話、カメラ、ラップトップのコンピューターなど例を挙げればキリがないほどにたくさんの物がリストに上がりそうです。そしてその電池に必要なのがリチウム。現在リチウムを資源として保有する国は、1位チリ、2位オーストラリア、3位中国、だそうで、アメリカ国内ではネバダ州だけにリチウムが埋まっているとのことです。

我が家の近くの採鉱施設でリチウムが採れるのかどうかはわかりませんが、どうやらこの採鉱プランは「埃がでる」「環境が悪くなる」「音がうるさい」「トラックが往来する」などの住民の不満をよそに、実行に移されるようです。しかし、そんなに貴重な鉱物がラスベガス周辺にも埋まっているとなれば、その場所を移動することは出来ないのです。大切な資源、私たちの生活を便利にしてくれる天然資源。やはり採鉱する方向でプランを進めるのは仕方が無いのかな、と言う気分になりました。

ギャンブルのみの街だと思っていたら、ラスベガスにはこんな一面もあるのですね。ネオンがぎらぎらするカジノ街のイメージのラスベガスのもう一つの顔を見たような気がしました。

midori_windgate at 13:15|この記事のみを表示コメント(0)

2009年09月26日

【ひとこと】JAL問題の混迷

7月13日のブログで「JALはなぜ政府支援なのか」と述べた。6月末のJALの資金ショートは、自民党と国土交通省の談合的決定により救われたが、次なる12月年末の資金繰りが迫ってきた。
6月末に政府保証を含めて1,000億円つぎ込んだ条件として、しっかりした再建計画を立てるというはずであったが、経営内容には一向改善のきざしはなく、経営再建のための有識者会議も前原国交相にメンバーの白紙見直しを命ぜられ立ち往生である。
政権が民主党に変わってから、デルタ航空あるいはまたアメリカン航空という外資との提携と資本注入が報じられだした。また年度末(10年3月)までにさらに2,400億円を必要とするとか、会社を「新旧分離」して再建をはかる案とか、企業再生法の助けを借りるとか、連日のようにJAL問題が報じられ、論じられ、混迷を極めている有様である。
しかし問題は単純で、要は経営に失敗した民間企業を税金を使って救済すべきか、否かということである。
民主党のマニフェストには、JALのことは明記されていない。八ッ場ダムはマニフェストで建設中止を明言している。すでに6割かた建設資金をつぎ込んでいると了解している。残りを棄てても中止する構えである。JALの場合は、公的資金を下手につぎ込み泥沼化すれば、八ッ場の捨て金以上の金額になりかねない。
民主党は官僚のコントロールを排除して,官邸主導の政治おこなうとしている。JAL問題の処理は、財務省と国土交通省の巧みなシナリオに取り込まれた自民党の二の舞を踏まずに、民主党の政治理念を生かせるか、前原国交相の手腕やいかに、の試金石である。


iida_hiroshi at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)
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