2010年01月14日

【青木塾便り】No.31「山元雄二郎博士」その8

「天国と地獄」
オリンパスの開発員が一晩寝られなかった白人のお孫さんのお話はしましたが、そのお孫さんのお母さん(Y)つまり山元博士の現夫人のお嬢さんのお話です。
お友達とYさんは軽飛行機のライセンスを取るべく特訓を重ねあともう少しで仮免までになりました。カリフォルニアの空を飛ぶとそれはそれは爽快気分になり、こんな楽しいスポーツはないとまもなく取得するライセンスに胸踊っていました。
その日もお友達と一緒に訓練所に行きました。指導教官は一人でその日も訓練機に乗る時、どちらが先に練習するか貴方お先にどうぞとゆずり譲り合いましたが、お友達が先に練習機に乗ることになりました。快調なエンジン音とともに舞い上がった練習機はいつものように決められた飛行コースを飛んでいましたが突然蛇行し始めそのうち真っ逆さまに地上まで急降下で、二人は即死しました。その後お嬢さんは軽飛行機のお話は一切しなくなりました。次回はアル・カポネのお話を・・・・続く


kiyoshi_kawabe at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)

2010年01月13日

私の好きなアーテイストー1  鴨居 羊子 1925−1991

すでに、多くに人びとの記憶から去ってしまった人であるかも知れない。と言うよりは羊子と共に生きた人達のなかにはすでに世を去ってしまった人も多く、今彼女のことを知る人たちはほんのわずか。しかし彼女の残した絵画が今も彼女の存在を明らかに示している。
 鴨居羊子は戦後まだ日本が貧しい頃、思いもよらない方法で日本の女性の下着に革命を起こし、注目を浴びた女性であつた。1925年、大阪豊中市に生まれ、父が新聞記者だったことで3歳から金沢に住んだが25歳のとき、再び大阪に戻ることになり、大阪読売新聞の記者になった。彼女は常に何かを創造する立場でありたいと念願し新聞記者を辞めチュニツクという下着販売会社をつくつて経営者となった。
 それは女性のための下着の開発が女性の解放にもつながるということで注目を浴びるようになった。私も若い頃、金髪に髪を染めた羊子の写真やカラフルで華やかな下着,透けるような大胆な下着の数々を雑誌などで見かけることがあり、衝撃を受けた一人である。
 羊子にはもう一つの才能があつた。仕事のかたわら常に絵を描いていたのである。彼女の弟は安井賞を受賞し画家として名をなした鴨居 玲である。
 羊子の絵の画面には彼女の愛した犬や猫が度々登場し、羊子によりそうように描かれた愛犬にはピンクのリボンが結ばれ、羊子と家族のように1体となっている。そしてなぜか華やかそうな画面から寂寥感がただよい見る人の心を捉えてはなさない。
 羊子の絵はアンドレ、ボーシャンと言う素朴派の画家の影響を受けているというが私は羊子の絵により魅せられる。
 今から何年か前、なぜか羊子の絵に強く惹かれて彼女の足跡を巡る旅にでた。関西では羊子の最期までいっしょに住んだ人をたずね、また友人など羊子ノフアンであつたゆかりの人達に会い、作品をみせてもらい話をきいた。しかし、日常のあわただしさに追われそのままになっていたのだが最近、1点の作品を手に入れたとき彼女の魂が私を呼び覚ましたように、私のなかで何かが目覚めた。
 また、羊子のことを新たに探る旅に出て、羊子ゆかりの人達に会つてみたい。其の方たちも今はすでに病床にあったり、高齢になっておられたりしておられるが彼らの心のなかの羊子への思いは強く、いよいよ鮮明になって、決して忘れさられることはない。
 どこか、東京近辺の公立美術館が来年、鴨居羊子の展覧会を企画しているときいている。写真家、文学者、ジャーナリスト、画家など、おおくのジャンルの人びととの交流が羊子にはあったというからどんなに楽しい展覧会になるのか待ち遠しい。
 

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2010年01月12日

【これ なあ〜に?】その1

Teracotta bearアメリカのウィンドゲイ緑です。

先ずは写真をご覧ください。
これは何だと思いますか?
「素焼きのテディーベアーですね。もう一つにも何か飾りが付いていますね」
何に使うのでしょうか?
「うーん、ガーデニングに使う飾りでしょうか?」

ちょっとヒントを出しましょう。
これは料理、それもお菓子を作る人には大変便利なものです。
「?????」

どこのキッチンにもお砂糖はあるでしょう。アメリカの白砂糖は普通グラニュー糖と呼ばれるさらさらした砂糖で、日本の白砂糖とはちょっと違います。これは長い間、入れ物の保存しておいても硬くなって固まりになってしまうことはありません。しかしクッキーなどを作るときに使うライト・ブラウン・シュガー(日本の三温糖に近い明るい色の黒砂糖)は全く別のもので、これが結構厄介です。ビニール袋を開けたときには軟らかいのですが、密閉式の容器にいれてもすぐに乾燥してしまい、ブラウンシュガーはすぐにコチコチになってしまうのが難点です。

Teracotta bear 02さて、この写真のテラコッタは、水に入れて水分を含ませた後、ブラウンシュガーの中に入れておくだけで、ブラウンシュガーを一ヶ月近くもフワフワでサラサラな状態に保ってくれる「優れもの」なのです。更に、もう既にコチコチに固まって石のようになってしまったブラウンシュガーでも、この水を含んだテラコッタと一緒に密閉式の容器に数時間入れておけば、元通りにフワフワでサラサラのブラウンシュガーによみがえってしまうのです。この方法は、アメリカのブラウンシュガーは勿論ですが、日本の白砂糖や三温糖にも使えます。日本のお砂糖はアメリカのグラニュー糖よりどっしりした重みのある砂糖ですから、同じ方法で乾燥して固まってしまうことを防げます。

皆さんもコチコチに固まったお砂糖でお困りだったら、庭にあるテラコッタ製の植木鉢の壊れたカケラを水にしばらく漬けておいて、水分をよくふき取り、お砂糖の中に入れてみてください。成功間違いなしですよ。これからは、壊れた植木鉢も捨てないでキッチンで再利用してみてくださいね。ぜひ お試しください。


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2010年01月11日

【明日の世界】No.2

「東京芸大大学院美術研究科博士審査展」
旧年12月に東京芸大の大学院美術研究科博士審査展を上野に見に行きました。油絵科でも絵の具を使わない作品が多数あって素人にはなかなか理解できない世界でした。このような作品で飯が食えるのですかとご案内してくださった先生にお聞きしましたら飯の心配をするような人は博士コースに進学しないそうです。学生さんも昔は男80女20だったのが今や男30女70とのことです。時代はどんどん変るのですね。
村上隆の「芸術企業論」を読むと一作品で一億円で落札された作品が出てきたそうです。彼も芸大の日本画の卒業生で博士課程終了とのことで、ここまで来るのが並大抵な御苦労ではなかったことでしょうが、飯の心配云々は次元の低い話なのでしょうか。
会場にオーラを放つ教授がおられましたがIICHIKOの売り上げ4億円を600億円にされた応援団のリーダーとのことです。次回はIICHIKOのお話を・・・・続く


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2010年01月10日

【ひとこと】JAL問題

年が明けて思いがけない財務相の交替があり、JAL再建のシナリオ―私的整理か、法的整理か、の綱引きは、管副総理兼新財務相により一気に断が下された。今日(1月8日)の新聞には「日航、更正法活用で再建」の見出しが踊り、法的整理の活用により企業再生支援機構のもとで再建が進められる政府方針が固まった。19日にも会社更生法の適用申請、と報道されている。
当初は、整理は考えていないとしていた前原国交相の発言も、自らが勢い込んで編成したJAL再建タスクホースが10月下旬にお役御免となり、再建は公的機関としてスタートしたばかりの企業再生支援機構に初の大仕事として委ねられることがきまったあたりから、法的整理の可能性も排除しない、などと微妙に変わる。いっぽうJALの業績は悪化の一途、資金繰りは窮するばかりで、日本政策投資銀行がつなぎ融資を繰り返さざるをえなかった。表向きは公的資金ではないが、政策投資銀行は100%政府出資の銀行である。税金で運営されていると考えてよい。
昨年7月13日のブログで、「経営改革の確たる見通しもないまま公的資金をずるずるつぎ込んだ、リーマンショック後のブッシュ政権のGMとよく似ている。そうすると、半年後の運命は破産法適用である」と述べた。それからほぼ半年、今回の法的整理の方針決定がなされた。米国と違う事情は、夏に参議院選挙が控えているという政治日程の圧力である。しかし、このような内向きの事情を踏まえただけでは、再建はおぼつかない。新生JALには思い切った外向きの視野が必要である。


aokijuku at 00:10|この記事のみを表示コメント(0)
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