2010年02月10日

幻の画家、阿部合成

abe01今、阿部合成という画家の名前を知っておられる方たちがどれほどおられるでしょうか。ほとんど忘れ去られた阿部合成という画家に再び光があたることを願い・・・。
1点の作品に出会ったことにより、通算8回メキシコに足を運んだ。私の冒険心か、探究心のなせる業か、やむにやまれない気持ちで今まで行くはずのなかつた未知の世界に足を運ぶこととなった
その生い立ち
 阿部合成は北辺の画家である。青森県津軽郡浪岡村「今は浪岡町」の浪岡八幡宮の代々宮司の家に生まれた。父は当時衆議院議員であり、のちに合成が7歳のとき青森市長となり就任とともに青森市に移り住んだ。しかし、合成12歳のとき愛情深くやさしかつた母が亡くなり、それ以降の合成の精神に少なからぬ落胆を与え悲しみが癒えなかったという。abe03
 青森中学で太宰 治と同級生であり同人雑誌をつくるような早熟な青年であつた。太宰との交流は太宰の死後まで続く。京都絵画専門学校で日本画を学び卒業後一時帰郷し父の死後上京した反戦画家の烙印をおされる
 合成は日本画から洋画に転じた。京都の美術学校の同級生であつた日本画家の黒田猛氏によると、100号の大作で出征兵士を見送る人びとを描いた作品が1938年,二科展に入選したが画面からにじみでる寂寞間や緊迫感が退廃的で不快な印象を与えると指弾され、不興をかつたと聞き画壇の厚い壁に反発を覚え、その後はいつさいの公募展には出品せずアウトサイダーとして生涯を終えた。1972年死去。
 「 現在、この作品は兵庫県立美術館の所蔵となっている 」abe06
メキシコでの開花
1960,1964年と2度の個展により彼の画業は開花し、メキシコは彼に忘れていたえみしの血をよみがえらせた。合成は巨大な壁画を制作したリベラやオロスコの住むメキシコにあこがれていた私の手元に1960年8月9日の東奥日報がある。合成のメキシコでの個展を取り上げた地元の新聞のことが書かれている。"驚くべき芸術家” 人気呼ぶ合成の個展、わずか3ヶ月で300号の金屏風ほか50点制作それがいずれも素晴らしい、闘牛、火祭り、牛、コスモス,野火など・・・、そしてレセプシオンには400人もの名士たちがメキシコ国立美術館での個展会場に集まり合成を祝ったという。

ケーテ、コルビツツのことabe02abe05
ケーテ、コルビツツ「1867〜1945」はドイツの生んだ最も秀でた芸術家の一人である。第一次、第二次大戦のさなかにあって貧しい人びとの保険医であつた夫と共にベルリンの労働者街にすみ戦争体験を表現主義的技法により描きつづけた。彼女の作品のほとんどはモノクロームで素描や版画であり、単に画家と言う枠を超えた精神の深淵を描いた。
私は1980年代半ばヨーロツパでコルビツツの作品に出会い其の作品から強い影響を受けてきました。阿部合成の作品が、ケーテやケーテ周辺のドイツ表現派といわれる画家達と世界を同じくしていると感じてきましたのでケーテが阿部合成に引き合わせてくれたのではないかと思います。
阿部合成の作品写真を掲載できることに同意くださいました青森県立美術館に感謝をいたします。作品は青森県立美術館所蔵となっております。




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2010年02月09日

【From America】「中国のお正月」

Chinese_New_Year_2010アメリカのウィンドゲイト緑です。
アメリカは「人種のるつぼ」です。様々な人種が入り混じって、それぞれの文化をアメリカに持ち込み、それが定着しています。アメリカのアジア人の中で一番数が多いのは、やはり中国人でしょう。アメリカには大きなチャイナ・タウンもありますが、それだけでなく、どんなに小さな町にも中華料理店があることを見ても、中国人がアメリカの隅々にまで広がってそれぞれの土地に根ざしていることがよくわかります。

中国のお正月は旧暦、つまり月の満ち欠けによって決まりますから、毎年決まった日にちではありません。今年の中国のお正月は2月14日、バレンタイン・デーにあたるそうです。

Tiger_2010先日、ラスベガスのストリップにあるベラージオ・ホテルの温室の飾り付けを見にいきました。一年に数回飾り付けのテーマが変わるこの温室は、今、中国のお正月をフィーチャーしています。今年の干支にちなんでトラが飾られ、赤いランタンが天井からつるされていました。パンダの親子はグリーンの観葉植物で作られています。

panda02このようにアメリカではどこの国の文化もすべて受け入れて皆でお祝いしましょう、という大らかなところがあります。アジア系の人を見かけると「ハッピー・ニュー・イヤー」という挨拶も交わされていて、2月になって再びお正月気分が戻ってきました。

midori_windgate at 00:00|この記事のみを表示コメント(0)

2010年02月08日

【明日の世界】その6

「モンゴル」その1
ありがたいことにモンゴル国商工会議所日本会頭ウ・ウルジ女史に出会いました。
初場所も朝青龍の優勝で終わりましたが何故モンゴル出身のお相撲さんは見事な日本語を話すのだろうかとかねて疑問に思っていましたがウルジさんは見事に答えてくれました。日本人と話をするとすぐペンとメモ用紙を取り出しますが我々にはその文化がありません。ですから初めのうちは不思議でなりませんでした。言葉を聴いてそのまま覚えるDNAがモンゴル民族の身体に染み付いています。ウルジさんが18歳の時に国費留学生として初めてレニングラードの国立大学に行った時すぐにロシア語がネイティブスピーカーと同じように出来てロシアの学生がびっくりされたそうです。もっとも国費留学するくらいですから教育レベルが高いことは言うまでもありません。
 司馬遼太郎のモンゴル紀行(朝日文庫)を読みますと日本に行ったことがない現地通訳の女性が見事な日本語を話すので、司馬さんが大学でモンゴル語を専攻していたが、少ししゃべれる程度ですからそのギャップに驚くととありました。
次回はウルジさんが何故日本に関心を持たれたかそのお話を…続く


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2010年02月07日

今サラの8割

はじめまして。青木塾の青木敏郎さんとはいつから知り合ったのか忘れるくらい長いお付き合いになりました。昨日急に、ブログに私の楽曲の詩を掲載させて欲しいと連絡をいただきました。高校時代に青木さんとフォークソングバンドの真似ごとをしていて、私はサラリーマンになってからも趣味の域で作詞作曲をしていました。私の歌のコンセプトは「今サラ」(どきのサラリーマン)です。内容は当然サラリーマンとしての日常体験の事が多いのですが、愚痴や不満やネタミなどが自然と多くなってしまうのは仕方のないことと自覚しています。何せ身の回りの題材が多いので、実名での公表は控えまして「怪社員」(かいしゃいん)という名前で活動しています。
最近の「おやじバンド」ブームもあり、先日ライブに招待いただき演奏した際に、青木さんが気に入ってくれた歌の詩の一つを今回ブログに掲載させて欲しいとのことでした。機会があれば是非演奏で聴いていただきたいのですが、当面はブログに穴があきそうな時に詩を提供するよう仰せ付かっています。今後ともよろしくお願いします。

今サラの8割

夜更かしをしていても ひどい二日酔いでも 
地位とプライド守るため 今日も早朝家を出る
そんな時に限って 電車は遅延満員
立ち寝も出来ない もみくしゃにされて
サラリーマン サラリーマン 給料の8割はガマン料

上司に相談しても 様子見して引き延ばす
矢おもてに立たされて 独断で対処した
うまくいっても 上司の管理が評価され
失敗すれば 部下の暴走!
サラリーマン サラリーマン 給料の8割はガマン料

引越しも手伝った アフターファイブも付き合った
この上司に付いてけば 出世できると信じてた
そんな上司が突然 キャリアアップの転職を
「君らは残って 頑張りなさい」と・・・
サラリーマン サラリーマン 給料の8割はガマン料

部下は勝手なことばかり 上司はのんきなことばかり
お客様は無理ばかり 家じゃ女房グチばかり
貯まるストレス 繰り越したまま今月も
使われ放題 低額保証!
サラリーマン サラリーマン 給料の8割はガマン料

今どきのサラリーマン あきらめていいのか? 「今サラ」と・・・


aokijuku at 12:29|この記事のみを表示コメント(0)

2010年02月06日

文旦                             青木敏郎

先日、カルテック栽培の文旦(ぶんたん)が高知県から届きました。形はグレープフルーツに似ているのですが、よくよく調べてみるとグレープフルーツやナツミカン・ハッサクなどは、この文旦から自然交雑により生まれた品種とのことです。文旦日本には江戸初期に渡来したそうです。

私は昨年初めて文旦を食べたのですが、そのさわやかなそしてすっきりとした甘さに感動しました。最近知ったのですが、皮が赤色系の柑橘類(ミカン・伊予カン・ぽんかん・ハッサク)の甘さは蔗糖(ショトウ)の甘さで砂糖の成分の甘味であり、黄色系の柑橘類(文旦・ナツミカン・グレープフルーツ)の甘さは果糖(カトウ)の甘さでハチミツ成分の甘味だそうです。そのうえ、カルテック栽培の文旦ですから、その香りとさわやかさは特別です。

栄養面では、血液浄化・血管強化(ビタミンC・P)やミネラルが多く含まれており、昔から「高血圧の薬」と言われていたようです。まだ文旦を食べたことが無いという方は、是非一度召し上がってみてください。


aokijuku at 22:04|この記事のみを表示コメント(0)
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