2022年09月27日

【From America】「オミクロン対応のワクチン接種」

アメリカのウインドゲイト緑です。
日本のワクチン接種は、オミクロン対応のワクチンが始まったばかりと聞いていますが、アメリカでは現在、全てのワクチンはオミクロン対応の最新のものになっています。

アメリカでは、オンラインで予約が出来ますし、近所のドラッグストアで接種できるのでとても便利になっています。ワクチンを接種してくれるのは、医師でもなく、看護師でもなく、トレーニングを受けた薬剤師です。普通のドラッグストアの一角がワクチン接種の場所になっていて、予約があるために待ち時間はゼロ。料金も無料で、あっという間に終わります。接種後15分ほど店の中に居て様子を見てください、といわれますが、殆どの人は問題なく帰宅します。

オミクロンワクチン私も先週、このオミクロン対応のワクチンを受けました。お陰様で特に酷い副反応もなく、無事に終わることが出来ました。2週間しなければ効果は出ないので、ワクチンを接種したからと言っても安心しないでマスクをつけていてくださいね、という注意を受けました。

ワクチンを打ってもコロナにかからないという保証はないのですから、気をつけなければなりません。実際に、私のご近所の方はワクチンを打ったのにコロナに感染してしまいました。アメリカでは無料で自宅検査キットが配られているので、先ずは自宅で自己検査をします。それで陽性になった人だけが、念の為にWalk-inクリニック(予約がなくても行かれるクリニック)に行き、改めてPCR検査を受けていますので、日本のようにクリニックが感染しているか心配な人、証明書を出してもらいたい目的で行く人で溢れてしまうということは先ずありません。

相変わらずアメリカ人は殆どマスクをしていませんが、大統領がペンデミックは終わったと発表したこともあり、一般の人達は 間もなくインフルエンザと同じになっていくだろうと楽観視している人が多いようです。しかし、今でもコロナで亡くなる人もいるのですから、甘く見てはいけないと思って欲しいものですね。

日本の皆さんも秋になって涼しくなると風邪の時期が始まります。どうぞ気を緩めずにコロナ予防に気をつけながら毎日を送ってくださいね。



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2022年09月24日

ビュッケブルグ歳時記 281

 総額 65Milliarden の「冬に向かっての市民に対する援助小包」が決議され、内容が発表されましたのでお知らせします。

* 高騰するエネルギー代金に関して・・・全ての年金生活者に対して12月1日に300ユーロが支給される。これは所得税を支払う義務がある。

* 大学生、専門学校生には200ユーロが支給される。 

* 児童手当(辞書には:ドイツでは公務員、年金生活者以外の市民に国が支給するもの、とあります)・・・2023年1月から、第1及び第2子に、18ユーロが増額された237ユーロが毎月支給される。また低収入家族への児童手当は2023年1月から、229から250ユーロへと増額される。

* 失業者には・・・新しく改名された “Buergergeld“ ( 市民金)として1月から500ユーロが支給される。この金額は今までの HaltzーIV(これまで使われていた失業者への援助金) の449ユーロよりも多額である。

* Midiーjobs(月額収入が1300ユーロまでの仕事)・・・の最高額を10月から1600ユーロに、2023年1月からは2000ユーロに格上げし、社会保険支払い義務を少なくする。

* 収入税・・・ある勤人が昇給した場合、それに合う税金を支払うと手元に残る額が少なくなりすぎる場合を考えて、収入税とインフレとの間の税額を考慮し、税金を少なくする。

* Homeoffice ・・・パンデミーの時期に施行されていた、日毎5ユーロ ー 年間600ユーロを税金から除く可能性は、今年までであったが、以後は期間制限はなしとする。

* レストランでの食事にかかる追加価値税・・・今までは7%だったが、9月の末からは無くなる。

* CO2ー価格・・・車を走らせるガソリンや暖房に使われるガスやオイルなどの販売会社に義務付けされる資金、1トンあたりにつき30ユーロを35ユーロに引き上げる計画は1年伸ばされる。同時に2025年には55ユーロとの計画も26年までと変更される。


 大雑把な援助小包(全部で65 Milliarden かかる)の内容はこのようなものです。 

 市民の反応はいろいろで、例えば「全部の年金生活者に300ユーロを支払うというのは不適当である。十分な年金をもらっている人にまで支給する必要はない」とか、「温暖化防御への支援が少なすぎる」とかの非難の言葉もあるようです。が、暖房費を節約するために暖かい Schlafsack を買ってきて長い冬の夜を楽しむ支度をしたとかの協力をしている若い世代のことも耳に入ります。

 日本の昔の国会と政治家しか知らない私には、市民に向けて国の方針を公開する連合政党に驚くと同時に、政治と市民が近い新鮮な民主主義の形が見えるように思われるのです。
 「国民から選ばれた連合政党の我々は、このような政治を国民に返す」という話し合いがあるように見えるのです。


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2022年09月20日

【From America】「ワインの持ち込み」

アメリカのウインドゲイト緑です。
夏休みも終わり、アメリカでは新学期が始まって普通の生活が戻ってきているはずなのですが、経済面ではインフレの話題もあり気持ちが落ち込んでいる感じを受ける今日この頃です。
外食産業は今まで出かけられなかったこともあり、外食をしたいお客様で一杯です。私の見る限りでは好調と言いたいところです。しかし、コロナで従業員を失ったレストランでは人手が足りないということも起こっています。皮肉な状況ですね。

レストランのかき入れ時は何と言っても週末ですね。TGID(Thank God It’s Friday)という言葉あるように、金曜日、土曜日は皆が次の日に寝坊できることもあり、お客さんは羽を伸ばして夜遅くまで飲み明かすことが出来て賑わいます。一方、平日は次の日には朝早く起きて仕事に行かなければいけないこともあり、レストランは空いていることが多いです。
そこで、何とか平日にもお客を集めようとレストランは工夫を凝らします。

Wine photo飲食業で一番儲かるのは何と言ってもお酒だと聞きます。食事の利益よりもお酒の利益のほうが高いのは周知の情報でしょう。そこで工夫です。アメリカのレストランの中には、お客さんの財布に優しい方法を考えて、「コルク・フィー」と呼ばれるワインの持ち込み料を無料にするのを週の真ん中の火曜日や水曜日にする方法があります。日本では、先ず自分の好みのワインや酒類を持ち込む、という考えはないと思いますが、アメリカではこの持込を許している店があります。しかし、自分の店のお酒を飲んでくれないと利益が上がらないので、「コルク・フィー」という名目で持ち込んだワインのコルクを開ける料金を請求するのです。しかし、余りお客が来ない週の真ん中の平日にこの「コルク・フィー」を無料にしますから、ぜひ食事に来てください、とアピールするのです。

このルールがあることは聞いてはいましたが、先日初めてワインの持ち込みで友人達と食事をしました。ワイン2本分くらいの大きな瓶、赤ワイン、白ワイン、何本持ち込んでもコルク・フィーに制限もなく、食事だけの請求でした。
とにかくお客に来て欲しい。それがレストランの目的ですからなかなか良い方法だと感じました。

コロナが長引く昨今、レストラン業界はなかなか難しい状況だと思いますが、工夫を凝らして生き延びて欲しいですね。



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2022年09月13日

【From America】「珈琲のカスの使い道」

アメリカのウインドゲイト緑です。
日本人は珈琲が大好きな国民だと聞きます。自宅でインスタント珈琲ではなく、きちんと珈琲を入れる方は多いと思います。珈琲を入れたあとのカスをどうしていますか? それを観葉植物の肥料にするという話はよく聞きますが、ラスベガスに住むタイ人の友人から面白い使い道を教えて貰ったのでご紹介します。

ゴキブリは世界中どこにもいるのでその駆除に困っているのは皆同じです。日本でも沢山のゴキブリ退治の商品が出回っています。しかし、ゴキブリは手強いですよね。誰でも何とか家の中にだけは入ってきて欲しくない、と思うことでしょう。

ラスベガスは大変乾燥しているので、水溜りが出来ないことから「蚊」が居ません。これは大変便利なことで、夏でも窓を開けていても蚊が家の中に入ってくることも無ければ、庭に座っていても蚊に刺されることもありません。しかし、ラスベガスにもゴキブリは居ます。夜、家の明かりを目指して飛んでくるゴキブリを目撃したこともあります。
コーヒーそんな時、タイ人の友人宅の庭でガラスのビンに珈琲のカスをいれて、蓋を開けたままにして置いているのを発見しました。「これは何?」「珈琲を淹れた残りのカスよ。」「どうしてこれを庭に置いているの?」「ゴキブリを呼び寄せる為なのよ」というのです。彼女いわく、珈琲の匂いに誘われてビンの中に入ったゴキブリはつるつるのビンのふちを伝って出られなくなるので、朝それを見つけたら蓋をして捨てる、というのです。廃物利用してゴキブリを捕まえる、家の中に入る前に庭で捕まえる、という方式のようです。
確かにアメリカには蜂を捕まえるためのビンがあり、中には蜂蜜をいれておきます。小さな入り口から蜂蜜に誘われて入ってしまった蜂が閉じ込められて出られなくなる、というものです。どうやらそのゴキブリ版のようです。

「所変われば品変わる」と言う言葉もありますが、タイ人の興味深いゴキブリ退治方法でした。


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2022年09月10日

ビュッケブルグ歳時記 280

「ドイツ東西統一の生みの親」の死

 という見出しで、先週は、世界の西といわれる国々と、過去には東に属していた国々では、一人の夢想的改革者として高く評価されていたにもかかわらず、ロシアでは「裏切り者」と蔑まれていたゴルバチョフ氏の訃報が世界中に行き渡ったと思います。
 この訃報はドイツにとっては表題が示す通り、東西統一を可能にしてくれた政治家であったことから、彼の死を悼む気配は殊の外大きいように思われます。また、現在行われているウクライナ戦争を考えると、「平和」というものの行方が途方もなく困難になるような気がします。
 
 ドイツの一新聞に載った、ゴルバチョフ氏の志を簡単にお伝えしてみます。

 1931年に南ロシアの農村で、ロシア人と父親とウクライナ人の母親の元に生を受けた彼は、集団農場からモスクワの大学で法律を学ぶ資格を取り、同時に哲学を勉強していたライサと知り合う。以来、この二人は公私いずれの場で離れることはなかった。
 1985年に、54歳の若さで、ライサと共に、当時すでに凍結したロシアを前任者チエルチェンコから受けつぐ。米國では1981年からカーボーイ・ハットのレーガンが大統領であった。東西ベルリンの間もコミュニケーションなし。
 ソビエットのアフガニスタン攻撃をきっかけに世界は核戦争を恐れる時代となっていた。 
 そこへ Gorbi(東ドイツの国民が親しみを持って用いていた呼び名)は、Glasnost(透明 ーメデイアと公官庁に)と Perestroika ( 改築 ー思想と経済機構に)を社会に命令する。これによりソヴィエットの民主化を図ろうとしたのである。しかし、残念ながら70年間続けてきた社会主義を、特に経済機構での社会主義を立て直すことは不可能であった。
 だが彼は常に正義と自由への渇望を持っていたので、他の東ヨーロッパの国々に自由を与える結果となった。
 1989年には「ベルリンの壁」が取り除かれ、アメリカとの武器競争も中止となり、「冷たい戦争は終了」と宣言され、1990年にはノーベル平和賞を授かる。
 このように彼は祖国以外では栄誉に輝いていたが、祖国は過去にこだわって、共産主義の保存が力を強めていた。1991年にゴルバチョフの主張は音もなく消されて、党首を降りることになったのだが、命があったことは幸いであった。
 そして2005年にプーチンが大統領になったが、挨拶でソビエット連邦が崩れたことを20世紀の最大の地政学上の災害であったとして、ロシア帝国を墓穴に押し込んだ首相としての待遇が、ゴルバチョフには待っていた。
 しかし今はゴルバチョフは20世紀最大の改革者とみなされていると言っていいと思われる。
 1999年にライサが亡くなった時には、自分の人生の存在価値が無くなったとして公の場に出ることも少なくなったが。

 このような政治家がいたことに、特に今のような時代、ウクライナ戦争の真っ最中には彼の死に心からのお悔やみを送りたいと思います。

 そして「平和」ということの意味を忘れてはいけないと思います。

 随分前のことになりますが、近くの小都市の1軒の本屋にゴルバチョフ夫妻が来るとのニュースを見て、友達と二人で馳せつけたことを思い出します。彼らの笑顔を思い出す時には「平和」を思い出し、身の回りの小さな「平和」でも、忘れないようにしたいと思います。


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